９月の新馬(仮)

秋競馬も開幕し 中山・阪神開催も終わりましたね。いよいよ秋のG1シリーズに突入です。そして来年のクラシックへ向けて良血馬が続々とデビューしてくるのも この時期です。私たち競馬ファンにとって楽しみな季節になってきました。

９月は阪神競馬にしか参加していませんので阪神でデビューした馬を2頭取り上げたいと思います。

2015.09.20 阪神 5R 芝1800m

スマートオーディン 牡

父 ダノンシャンティ
母 レディアップステージ

[レース]
スタートは五分くらいでしたが、行き足がつかず道中は後方からの競馬。4角あたりから徐々に進出を始めて持ったままで直線へ、外から勢いよく脚を伸ばす レヴィンインパクトが並びかけてきますが、半馬身くらいまで迫られると そこから またエンジン点火。坂を登りきったあたり余裕の手応えで また突き放しての完勝。同じ松田 国英 厩舎で 2010年 NHKマイルCを当時の日本レコードで制した 父 ダノンシャンティ譲りの パワー、キレを兼ね備えた新星の登場です。2着の レヴィンインパクトも 次の未勝利戦を快勝しており、現時点で この世代のトップクラスだと言えるでしょう。

2015.09.21 阪神 5R 芝1600m 牝馬限定

カイザーバル

父 エンパイアメーカー
母 ダンスインザムード

母 ダンスインザムードは 父は違いますが エアダブリン、同じ父の ダンスパートナー、ダンスインザダークの妹で 桜花賞、ヴィクトリアマイルとG12勝の名牝です。いとこに同じ父の ダンスパートナーの仔 12年 中山金杯、中山記念を連勝した フェデラリストがいます。

[レース]
スタートはあまり良くはなく、促しつつ先行集団にとりつきます。道中は先行集団の外を追走、4角は仕掛けながらの進出で直線に入った時には先頭に立ちます。そこからは追った時の反応も良く、追っただけ伸びると言う感じで外から迫る フライングレディを置き去りに。後続に 4馬身をつけての快勝、血統が示すかのような優等生ぶり。しかし、母 ダンスインザムードの仔は新馬戦では快勝するも その後の成績が伸び悩む傾向にあります。次走が クラシック、今後へ向けて試金石となりそうです。