７月の新馬(仮)

先月も続々と新馬がデビューしました。中京デビュー馬に将来 楽しみな勝ち馬がたくさんいましたが せっかく福島で出会う事ができた新馬もいましたので福島、中京 1頭ずつ紹介したいと思います。

まずは
2015.07.05 福島 5R 芝1800m

シャクンタラー 牝

父 ゼンノロブロイ
母 ムガール

先日 登録抹消となった 全兄 ノーステアは重賞でも好走していました。

[レース]
スタートはまずまずで中団からレースを進めます。3コーナー付近から促しつつ前方へ進出。4コーナーから直線へ向く所でトウショウシールドが大きく外へふくれて この馬も外を回る形になったものの、直線半ばで前を行く馬をアッサリと交わして余裕残しでの入線。開幕週とは言え 真ん中から外寄りを通っていた馬の差しが決まっていた福島。次走予定のコスモス賞の走りで真価が問われる事となりそうです。

2頭目は
2015.07.19 中京 5R 芝2000m

ブラックスピネル 牡

父 タニノギムレット
母 モルガナイト

母のモルガナイトは ブエナビスタ、レッドディザイアと同期。秋華賞でG1出走も経験しています。母にそっくりの毛色、流星、同じタニノギムレット産駒のスマイルジャックにも似ているので応援したくなります。

[レース]
スタートしてすぐに2番手を確保、1000m通過が 1分8秒の超のつくスローペースでレースは進み、直線からのヨーイドンの形になります。直線に入り逃げるトラストルークに並びかけ坂を力強く駆け上がります。坂を登りきった所で内からゼンノタヂカラオが脚を伸ばし抜け出しますが、この馬ももう一度伸びて差し返してのゴール板通過。この時期に初めての2000mの新馬戦、スローペースになるのは予想通りで勝ちタイムは関係ないと思います。直線で何度も手前を変え遊びながら走っていたブラックスピネル、最後 左手前に変えてからの伸びが鋭く そのポテンシャルの高さは明らかだったように思います。今後の成長力で来年の主役をはれる器だと個人的には感じました。