逆襲のティルナ 5

これが最後です。ここまでの敗因を馬場、気性、コース適正としたとしても今回走るこのレースでは言い訳が出来ないと挑んだ共同通信杯、武 豊 騎手は昨年から決まっていた同グループのキズナの復帰戦の京都記念に騎乗の為、田辺 騎手への乗り替わりとなりました。

レース、スタートでの出遅れは今回が一番酷く前に追いつくため少し脚を使いました。内枠だった為 コースロスなく内を回っていく道中、4角では後の皐月賞馬ドゥラメンテの内を突いてスルスルと上がっていきました。

直線に入り思っていたより内に入ってしまい外に出そうとしますがドゥラメンテとアヴニールに挟まれる形になり出せませんでした。出せたところで伸びていたとも思えない脚でしたが......。

勝ったのはリアルスティール、2着にドゥラメンテ、ティルナノーグは7着。これはもう言い訳は出来ないなと、単純に現時点で力が足りないのだとわかりました。レース後の田辺 騎手のコメントも「すぐに結果を求める馬ではない」との事。

後の皐月賞の1、2着馬となる2頭との差は明らかで、レース後 放牧に出されました。成長を促す意味での2ヶ月ほどの充電期間が果たして良い結果を生むのかは わかりません。

ただひとつ言える事は今回の青葉賞がダービーへ向けての最後のレース、一時はクラシックの最有力候補と言われた馬がまさかダービーの切符へのラストチャンスに出走しているとは紫菊賞を勝った時には想像もできませんでした。

もしダービーへの出走が叶わなくとも応援し続けていきますが、一生に一度の舞台 競馬の祭典にティルナノーグの名前がないのは個人的にやはり寂しいですね。なんとかダービーへ！その思いを胸に明日 府中で精一杯応援したいと思います！

頑張れ！ティルナノーグ！！