秋へ大きなVictory

今日の中京9R 茶臼山高原特別でトーセンビクトリーが勝ちました。お母さんはトゥザヴィクトリーで、兄にはG1や重賞で活躍していたトゥザグローリーや、去年のクラシックを沸かせ有馬記念でも2着に入ったトゥザワールドがいる血統。

母も もちろん名牝でクラシックで好勝負し、01年のエリザベス女王杯では武 豊 騎手が先行脚質を中団待機の差しに転換させ見事にG1を制しています。

最大の驚きは芝路線で走っていた この馬ですが、ダートのドバイWCに果敢に挑戦して着差は開いたものの2着に健闘したことです。

そんな母の芝、ダートを問わず、脚質も問わない器用さが 子供に遺伝し、子供達も芝、ダート、脚質を問わない活躍を見せています。

このトーセンビクトリーは去年の夏、札幌でデビュー、続く未勝利はNHKマイルを勝ったクラリティスカイに負けましたが、3戦目を快勝し一躍クラシックの有力候補に名乗りを上げましたが、次走に予定していた東スポ杯を前に右トモの骨折により休養する事になりました。

今年の5月に戦列に復帰、復帰後 休み明けの影響もあってか思ったような結果が得られなかったのですが、休み明け叩き3戦目の今日 キッチリ決めてくれました。

クラシックには出走する事はできなかった この馬ですが、牝馬三冠のラスト 秋華賞へ向け大きな１勝。

桜花賞、オークス組、G1の厳しい闘いを経験してきた馬達が相手になりますが、なんとかこの母からG1を勝つ仔が出てほしいという思いがあります。これからのトーセンビクトリーの巻き返しに期待したいと思います。

トーセンビクトリー、復帰後の勝利おめでとう。そしてお疲れ様でした。