共に戦った 12年 日本ダービー

私は毎年 新馬戦が始まると 翌年のクラシックまで追いかけていく馬を2,3頭ピックアップして現地まで駆けつけ写真撮影 及び応援をしています。

2011年10月1日 新馬戦 2着馬を5馬身ちぎったディープブリランテを見て

「来年のダービー馬や。」

と思いました。

その後

大雨の東スポ杯を快勝

ゴールドシップに負けた共同通信杯

グランデッツァの決め手に屈したスプリングS

内田 騎手の好判断と荒れた馬場を苦にしなかったゴールドシップに一本とられた皐月賞

私はすべて現地に足を運んで彼を応援していました。

東スポ杯の後から折り合いが不安視されそれが弱点となって負けたレースもあり、私は

「広い東京コースでの日本ダービー 折り合いに難があっては逆転は無理なのでは？」

と半分 諦めの気持ちを抱いていました。

しかしダービーまでの3週間 NHKマイルで騎乗停止処分を受けた岩田 騎手、矢作 調教師、厩舎スタッフの一丸となったディープブリランテの仕上げは、ダービーへ向けての執念を生み出しました。

レースは4コーナーからのロングスパートで前を行くトーセンホマレボシを競り落とし、猛追するフェノーメノをハナ差凌ぎきって見事ディープブリランテが勝利しました。

あまりにも内、外離れていたので どちらが勝ったかわからなかった為、ウイニングランはなく ダートコースから地下馬道へ引き上げる直前に掲示板の一番上に10が灯り 岩田 騎手は馬上で泣き崩れました。それを見て私も泣きました。

嬉しかった、デビュー戦でダービー馬になると思った馬が本当にダービー馬になったのですから。この日本ダービーが私が見てきた中で一番嬉しかった日本ダービーです。

今年のダービー、再び 矢作 厩舎のディープ産駒が登場しますね。皐月賞で一番良いレースをしたのがこの馬だと思ってます、普通なら勝ってます。距離が400m延びて逆転があるのか！？

楽しみですね。