初めてのダービー

私がリアルタイムで初めて見たダービーは96年のダービーです。もちろんTV観戦ですが。

この年のクラシック、皐月賞は断然本命のダンスインザダークが回避したものの同じサンデー産駒のイシノサンデーが制しました。私が応援していたロイヤルタッチは惜しくも2着に破れ 次こそはと一人で拳を握りしめた記憶があります。

ダンスは仕切り直しの前哨戦のプリンシパルを軽く圧勝し、ダービーでも有力視されました。

迎えたダービー 大本命ダンスインザダーク、皐月賞馬イシノサンデー、応援していたロイヤルタッチ、伏兵 若葉Sを勝ったミナモトマリノス、サクラスピードオー、そして今やブエナビスタやジョワドヴィーヴルなどG1馬の母としてのイメージの強い紅一点 ビワハイジの参戦で盛り上がりました。

ドキドキしながらテレビの画面にかじりついていました。ロイヤルタッチを目で追っていた私でしたが直線はあの2頭にしか目がいきませんでした、ゴール板前

「コンコルドだ！ コンコルドだ！ 外から音速の末脚が炸裂する フサイチコンコルド！！！！」

の三宅アナの名実況が炸裂しましたが、私の心の中は「......誰？」しか ありませんでした。今では知らない人はいないかもしれないですが当時のフサイチコンコルドはそういう存在だったと記憶しています。

デビューから僅か3戦目のダービー制覇ということもあり和製ラムタラの呼び声が上がったことも記憶にあります。藤田 伸二 騎手とフサイチコンコルド、「すべてが上手くいった」と後に語るダービー制覇、今でも鮮やかな思い出として私の記憶に残っています。

フサイチとは関係ないですが英ダービー馬 ラムタラを母の父、日本ダービー馬 ディープスカイを父に持つ スピリッツミノル 気になります。

当時の写真はもちろん持っていませんので、写真はフサイチコンコルドの仔 インプレスウィナーと大好きなリーチ君とのコンビの藤田 伸二 騎手です。