競輪
334件のひとこと日記があります。
2015/03/03 16:13
イングリッシュホーマーの末裔たち
イングリッシュホーマーといっても知名度は低いだろう。
1985年米国産で、繁殖牝馬として日本にやって来た。
父Conquistador Cieloは13戦9勝、1982年には
ベルモントステークスを制し、年度代表馬になっている。
さらに、産駒からG�鞠�4頭を輩出しているのだから、
なかなかの血統である。
そのイングリッシュホーマーは１１頭を産んでいるが、
まず触れておくのが4番仔のヨドノサフラン（牝・父ミスターシービー）
である。詳しくは後述する。
そして、6番仔のトウカイパルサー（牡・父トウカイテイオー）だ。
愛知杯を制し、テイオー産駒としてはトウカイポイント（セン）、
ヤマニンシュクル（牝）に次ぐ実績を残した。それだけに、
この馬かストロングブラッドに種牡馬になって欲しかったと
悔しがっているテイオーファンは多いだろう。
実はテイオーとは2005年と翌年にも交配されていたが、
ともに繁殖馬として高齢だったせいか、いずれも産駒無しに
終わっている。実に残念である。
さて、ヨドノサフランに戻ろう。現役成績はわずか8戦1勝だが、
6戦で3着以内に入っている。そして繁殖牝馬として3番仔の
サフランキセキ（牝・トウカイテイオー）を産んでいる。
父系がルドルフ〜テイオー、牝系がトウショウボーイ〜シービーという
まさに「奇跡の馬」だ。サフランキセキは現役の繁殖牝馬で、
サフランスカイらを送り出している。
ヨドノサフランからもう1頭触れておこう。7番仔の
サフランディライト（牡・クロフネ）である。シービーの孫に
あたる同馬は現在準オープンでテイオー産駒のトウカイオーロラと
ライバルのような関係になっている。2013年暮れから5度も対戦し、
サフランディライトの先着3回、トウカイオーロラの先着2回という結果だ。
面白いことに、揃って好走もしくは凡走というレースは無く、
一方が好走してもう一方が惨敗というパターンがほとんどだ。
ともに競走馬として残されたチャンスは多くないだろうが、
もうひと花咲かせてもらいたいと願っている。
冒頭に述べたように、イングリッシュホーマーはいわゆる
名牝にはあたらない。しかし、この馬からは個人的に
思い出に残る（そして残るであろう）何頭もの馬たちが
つながっている。この系統が絶えることなく続いて行く
ことを心から願ってやまない。
- イングリッシュホーマー
- ヨドノサフラン
- トウカイパルサー
- テイオー
- トウカイポイント
- ヤマニンシュクル
- ストロングブラッド
- サフランキセキ
- トウカイテイオー
- トウショウボーイ
- サフランスカイ
- サフランディライト
- クロフネ
- トウカイオーロラ
- イバル
