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2023/05/15 16:52

レーベンスティール1勝クラス回顧

 最初にレーン騎手に対する事前の不安意見から。まあ確かに1番人気を飛ばしまくっていたのは感心しないが、それらすべてが実力も抜けて1番だったかは吟味する必要がある。短期免許というと剛腕騎手も多く来るけれど、彼はバランス型だろう。
 日本人騎手と比べると、必要以上に拳を譲らず馬の首の上に収める豪州流。腕の長さもあって肘の角度が小さくなるので、「アームワークが堅い」とか指摘されるが、これは日豪両国で受け継がれる伝統の違いと考えた方が良く、どちらが優れているというものでは無いと思う。確か坂井瑠星騎手も武者修行時代に矯正されたと記憶している。

 次に、レーベンスティールの走りについて。脚の長さの関係もあってか一見するとマイラー体型に見えるが、走らせると胴伸びするタイプ。ただ、未勝利を勝った中山でも直線で外にモタれていた。昨日は4角で最内だったのに、ゴールした時は大外。途中、鞍上が右鞭2発で直そうとしたが、あまり効いていないようだった。
 左右の回りに関係なく外に行ってしまうということは、本気で走ると手前側に飛んでしまうということだろうか。ともかく課題のひとつではある。真っ直ぐ走れるようになれば、さらに強くなるはずだ。

 血統の話もすると、母父テイオーに対して父方で強くアシストしてくれるのは、増幅型のトニービンだと言ってきた。しかし、ここに来て補完型のストームキャットが目立ってきた。母方では従来どおりリアルシャダイが助けてくれている。
 4戦して解って来たのは、父リアルスティールと母の牝系のイメージはあまり追わなくて良さそうということ。
 あと、多くの人がテイオーになぞらえてくれるのは嬉しいが、私は少し違うタイプかなと今のところ思っている。眼つきや顔のライン、フットワークも微妙に違う印象。ただ、強さのレベルは同等以上であってほしい。

 最後にノーザンファームの相馬眼に敬意を払いたい。複数の獣医師によるセリ班がセールに来ていたと推測するが、よくぞ見逃さなかった。普段はテイオー軍団の高い壁となっているので少なからず敵対心も抱いていた。だが、テイオー血脈の中にもノーザン生産馬や育成馬が僅かにいて、非ノーザンと比較するとやはり成績は違う。これは認めざるを得ない。ただ、キャロットの勝負服を応援するのは、まだ若干の違和感がある。(苦笑)

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