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2022/11/16 13:35

Brave Halo の活躍と種牡馬ブレイブスマッシュの可能性

 Brave Halo は当歳市場にて13万5千豪ドルで購入された。
当歳市場としては高めの値段である。そして、2歳戦が始まると
早々に3連勝を決めた。デビューからわずか1か月あまりで、
購入金額に迫る賞金を獲得している。
 公式のWAレーティングは66→71→77と着実に積み重ねている。
他州との比較は難しいが、著名なレースジャーナリストの非公式な
レーティングでは96を獲得して、2歳馬として現在全豪1位と
なっている。

 Brave Halo はその名の通り父系も母父系もHalo で、この
クロスが肝と見る。サンデーサイレンスを介したHalo は、他の
Halo 系と好相性で知られる。
 本馬の場合も小回りの機動力や鋭角なコーナーからの加速と
いった特徴が一致。さらには父が得意だった左回りと、アスコット
競馬場がぴったりの可能性がある。従って他州でどうか、他場で
どうかという課題は残る。
 あとは欠点らしい欠点がないので、伸びしろがどの程度あるのか
気になるところだ。

 とは言え、短距離・早熟というのは豪州で種牡馬として成功する
条件とされる。そういう意味では自身だけでなく、父への絶好の
アシストとなった。
 父ブレイブスマッシュは豪州では異系のため、ほとんどの牝馬に
配合可能な点が強みである。特にデインヒルとの相性の良し悪しが
カギとなる。Brave Halo も母にデインヒルのクロスを持つが、
前述したようにHalo のクロスの方が影響が強いと見ているので、
彼1頭では判断出来ない。後に続く産駒の活躍を待ちたい。

 そのブレイブスマッシュ産駒だが、2023年のセリ開幕となる
マジックミリオン・イヤリングセールが1月に開催される。気に
なるのは、上場予定の産駒が3頭と少ないこと。今年は13頭が
上場され、シーズンを通じて産駒の高額取引の上位を占めていた。
 セリの序列として、イングリス・イースターセールが頂点で、
それに次ぐ位置づけになる。ここへの上場が少ないと、2年目の
繁殖の質が懸念される。
 しかし、初年度産駒のセリ実績に加え、Brave Halo の活躍で
今年以降の種付け状況が向上することを祈りたい。

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