オオキニ、ロバートソンキー回顧

　今週は上記２頭が出走し、どちらも勝利を収めた。２戦２勝は
なかなか無いことだ。依然として軍団の好調は維持している。
　それぞれの戦前のイメージとしては、オオキニは何とか勝って
くれないかな、ロバートソンキーは負けられない、という感じ。
勝つとしても前者は接戦、後者は快勝を予想したが、実際は逆に
なった。

　オオキニは適条件を見つけるまでに時間を要したが、勝ち方は
それまでのもどかしさが嘘のような圧勝だった。前有利のバイアスが
発生していたとは言え、タフな馬場で後続を突き放す文句の無い
内容だ。ただ、今後も逃げが向いているのかはまだ何とも言えない。

　ロバートソンキーは伸び上がるような発馬で出負けして、後方
待機を余儀なくされた。道中上がって行く馬がいたものの、本馬は
動かず、ラスト３Fだけの勝負で大外を回してねじ伏せた。
　内回りのスローペースで本来やってはいけない競馬であったが、
それでも差し切ったのだから、着差以上の強さと言って良い。だが、
午後からの強い雨で、ライバルと目された牝馬たちのキレが削がれた
という幸運も忘れてはならない。