ディープレイヤーが京都2歳Sに出走予定

　札幌は滞在だったので、直前の長距離輸送は初めてになる。関西馬に対して
不利な立場は否めないが、ここは腕試しの1戦となろう。レースや調教の動きを
見ると、あるいは抜け出して遊ぶところがあるかもしれない。そこは少々気に
なる。ただ、他の馬よりもテンの速いレースを経験しているのはプラス材料だ。
　なお、もう1頭の関東馬ライラックはブレイブスマッシュと同牝系であり、
この馬にも注目したい。
　そもそも２歳戦は能力比較が難しいのだが、各馬の勝ち上がりレースのラップ
ペースを検証したい。ラップペースのタイプを以下の様に分類する。

HF：ハイペース（一定型）
　後３F／前３Fが 102.5％より大きく、一気呵成に走る
HA：ハイペース（緩急型）
　後３F／前３Fが 102.5％ より大きいが、息の入る場面がある
MF：ミドルペース（一定型）
　後３F／前３Fが 97.5〜102.5％ の範囲内で、全体に上げ下げが小さい
MA：ミドルペース（緩急型）
　後３F／前３Fが 97.5〜102.5％ の範囲内だが、緩急自体は大きい
SS：スローペース（持続型）
　後３F／前３Fが 97.5％ より小さく、ラスト４F以前からペースアップが始まる
SI：スローペース（瞬発型）
　後３F／前３Fが 97.5％ より小さく、ラスト３F以降にペースアップが始まる

　今回はすべて1勝馬ということで、阪神芝2000ｍの1勝クラス良馬場の平均
及び昨年のレースのラップを上に示す。これらを参考に、今回のラップペース
タイプを「SI」、馬場を「良」と想定する。
　以下に記す表記は、左から前走勝ったレースのラップペースタイプ、同パフォー
マンス実績値、今回のパフォーマンス予測値である。1戦1勝馬は２戦目の上積みも
加味してある。

キャンデセント：SI、75 → 88
グッドフェイス：SI、76 → 75
シホノスペランツァ：SS、74 → 76
ジャスティンロック：SI、78 → 78
ディープレイヤー：MA、79 → 80
トゥデイイズザデイ：SI、75 → 84
ビーアストニッシド：SI、79 → 74
フィデル：SI、70 → 80
ポッドボレット：SS、87 → 85
ライラック：SS、77 → 81