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2021/09/27 13:17
主要サイアーラインとテイオー血脈
これまでは種牡馬単位で相性を検証してきたが、今回は系統でまるめて
どう出るかやってみた。集計対象は母父及び母母父テイオーの馬。頭数が
少ない系統は省略した。数値は(JRA出走数、勝利数)勝率。地方まで
広げると多分挫折すると思ったので・・・。(苦笑)
【ヘイルトゥリーズン〜サンデーサイレンス系】
ハーツクライ系(141、14)10%
ゴールドアリュール系(103、10)10%
ダンスインザダーク系(71、7)10%
ネオユニヴァース系(87、6)7%
ステイゴールド系(176、10)6%
ブラックタイド系(67、4)6%
ダイワメジャー系(16、1)6%
ディープインパクト系(85、4)5%
フジキセキ系(63、1)2%
マツリダゴッホ系(17、0)0%
マンハッタンカフェ系(7、0)0%
【ヘイルトゥリーズン〜ロベルト系】
グラスワンダー系(89、6)7%
シンボリクリスエス系(17、0)0%
ブライアンズタイム系(20、0)0%
【ヘイルトゥリーズン〜デヴィルズバッグ系】
タイキシャトル系(26、0)0%
【ミスタープロスペクター系】
フォーティーナイナー系(60、2)3%
キングマンボ系(70、1)1%
【ノーザンダンサー系】
フレンチデピュティ系(91、6)7%
オペラハウス系(142、9)6%
【ナスルーラ系】
ジャングルポケット系(129、4)3%
ざっくりとキーワードを作るなら「パワー&スタミナ」ということに
なるだろう。しなやかさが持ち味の系統は苦戦を強いられている。
ステイゴールド系は特定の馬が8勝を挙げているので、全体としては
合わない部類に入ってしまう。オルフェーヴルに期待していたのだが、
何分にもスピード不足の上に、スタミナが上手く伝えられていないように
思える。
また、ダイワメジャーのパワーにも注目していたものの、スタミナ要素に
欠けているのかもしれない。フジキセキ系キンシャサノキセキとの相性の
悪さや、タイキシャトル系の結果を見ると、やはりスタミナも求められる
のではないか。パワーとスタミナのバランスでは必ずしも5対5である
必要はないが、10対0とか1対9では難しいとも言える。
逆に元気なのがグラスワンダー系で、ロベルト系の中では一人勝ち状態。
テーマの「パワー&スタミナ」というキーワードが最も似合う系統だろう。
ロベルト系は牡馬優勢血統なのだが、テイオー血脈に限ればほぼ牝馬が
勝ち星を挙げている。いずれも小柄で非力にも見えてしまうが、こちらの
分析は今後の宿題だ。
そして、今回データを取って最も驚いたのがキングマンボ系の意外な不振。
近親のクラークキー、ロバートソンキー兄弟(父ルーラーシップ)が出世して
いるので、好相性だとばかり思い込んでいた。すぐに思い当たる理由も浮かば
ないので、これも機会を待って分析したい。
最後に、日本の馬場では重厚過ぎると言われてきたノーザンダンサー系が
テイオー血脈では健闘している。ハービンジャーについても当初疑問視して
いたのだが、見直しが必要かもしれない。