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2021/05/30 18:37

母父としてのテイオー

 テイオーのダービーから30年ということで、何かと話題に上ることが多く
なっている。また、母父としてそろそろ頭数のピークを越えた感がある。そこで、
これまで何度か述べてきたテイオー牝馬の配合相手について、結果論的相性の
まとめをしてみたい。

 まず、サンデー系の代表格であるディープインパクト。種付け料が高すぎて
頭数が少ないのだが、結果として期待通りにはいかなかった。しかし、全兄の
ブラックタイドやディープの後継種牡馬達との相性は悪くはない。彼らの多くは
馬格もあり、パワーも秘めている。
 ディープとは逆に手頃な価格で配合が盛んだったステイゴールドも、1頭の例外を
除いて大きな活躍を残せなかった。ディープとの共通点を探すと、2頭は華奢で
あったことと、産駒の芝とダートでの成績格差が大きいことが挙げられる。
 その一方で、ステイゴールドとともにサンデー系ステイヤーの代表格であるハーツ
クライとの相性は概ね良好だ。こちらの産駒はダートでも一定の成績を残している。

 ディープと並んで種牡馬の横綱であったのがキングカメハメハ。こちらも種付け
料が影響したのか、配合例がほとんど見られない。キレとパワーを兼備していたし、
後継種牡馬にはディープ以上に魅力的な顔触れが揃っているのだが、今後テイオー
母母父が主流になって血量が薄まる分、相性云々を語るのは難しくなってくるだろう。

 その他では、重厚過ぎて日本の芝には合わないと言われてきた Sadler’s Wells 系
ではあるが、オペラハウスの系統とは好相性。また、ロベルト系でもスクリーン
ヒーローが高い確率で走っている。

 こうして見ると、これまで中間的にまとめてきた印象と似たような結論になる。
日本の芝を考えれば何より瞬発力を求めたくなるが、テイオーにはむしろパワー
スタミナ・重厚さ・底力といった要素のアシストが必要だったのだろう。

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