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2021/02/01 15:17
テイオーもついに玄孫の時代に
マイネル軍団の2歳馬たちがJRAに登録され、その中にオンリーオピニオンの
名前があった。母オピニオンと祖母アドマイヤオンリーから受け継いだ馬名で
あることは一目瞭然。
JRAに登録されたテイオーの玄孫はこれが初めてになる。ついに4代目まで
来たか、と様々な思いがよぎる。
たまたま昨日トウカイセンスの掲示板に牝祖マイリーを書き込んでくれた人が
おり、つられて私もコメントを載せた。
マイリーは3戦未勝利の身ながら、先見の明があり「日高のゴッドファーザー」と
呼ばれた荻伏牧場の斎藤卯助氏に購入された。(竹田文吾調教師に、生後間もない
シンザンを引き合わせたのも斎藤氏である。)
ところが、中東戦争の影響で船がスエズ運河を通過できず、アフリカ南端の
喜望峰を迂回せざるを得なかった。その影響で受胎していたマイリーの出産が
迫って来てしまったのだ。
到着前に生まれた子は外国産馬になってしまうため、当時の厳しい出走制限に
縛られることになる。だが、関係者の願いがマイリーに通じたのか、彼女は日本に
着いた翌々日に出産することになる。
こうした劇的なエピソードは、偶然出会った内村氏の恩情に救われたトウカイ
クインや、姉の予定外の現役続行からルドルフとの配合が実現したトウカイ
ナチュラルに通じるものがある。
ともあれ、斎藤氏の見込み通りマイリーの牝系は成功し「華麗なる一族」と
呼ばれ、下総御料牧場や小岩井農場の系統に比肩される程に繁栄した。その
下総御料牧場をルーツとするトウカイテイオーと、「華麗なる一族」の子孫
ツジノダイアナの間に生まれたのがトウカイステラである。
マイリーの遺した3頭の後継牝馬のうち、マイポーラの系統はすでに断絶して
いると思われる。そのため、テツノアークの系統であるトウカイステラ血統が
「華麗なる一族」再興の鍵を握っている。
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