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2020/07/27 16:35
テイオーの牝系を辿る旅 :21代母 Tuberose
Tuberose は1772年 英国産、ドンカスターCの覇者。
その父 Herod は18世紀の大種牡馬。King Herod が正式な馬名だった
ようだ。産駒の Highflyer とともにヘロド系の隆盛を築き上げた。しかし
「盛者必衰の理」によるものか、やがて衰退の道を辿り、現在では別の
産駒 Woodpecker の系統が僅かに残るのみである。テイオーもその1頭で
あり、クワイトファインは世界でも希少な種牡馬となっている。
このように、馬産の歴史は隆盛と衰退の繰り返しである。「セント
サイモンの悲劇」に代表されるように、血の飽和を招いて異系にその座を
奪われることは、ある意味必然と言える。今は信じ難いであろうが、いずれ
「サンデーサイレンスの悲劇」と呼ばれる日が来るのかもしれない。
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