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2020/06/30 12:40

実は七冠馬は存在しない?(まとめ)

 前回まで時代を追って調査してきたが、傾向としては徐々に基準が緩やかに
なって来ている。だが、個人的には古馬G1なら何でもOKという風潮には
同調し難いものがある。
 極端な仮定であるが、三冠馬が古馬になって高松宮記念とスプリンターズSを
それぞれ連覇しても数の上では七冠である。また、牝馬三冠馬がエリザベス女王杯と
VMを2勝ずつしても牝馬七冠になる。やはり牡牝混合の中長距離G1が「〇冠」に
相応しいと思うのだが。

 試しに「〇冠馬」と呼ばれることの多い3頭を、シンザン基準、シンボリルドルフ
基準、ディープインパクト基準の順に当てはめて冠数をカウントしてみた。

シンザン:五冠、五冠、六冠
シンボリルドルフ:五冠、七冠、七冠
ディープインパクト:五冠、六冠、七冠

 最も厳格なシンザン基準では六冠すら不可能になってしまうので、現実的では
ないだろう。結局のところ明確な基準が無い以上、人それぞれの認定基準が
罷り通るという、最初の部分に立ち戻ってしまうことになる。
 もしコントレイルが三冠を獲得したら、2歳G1を遡ってカウントされるかも
しれない。G1の数も増えているし、新しい馬ほど有利になってしまう。

 やはり私としてはG1の数よりも、どのレースを勝ったかを重視したい。三冠
レースが形骸化した欧州では、今は英ダービー、キングジョージ&QE、凱旋門賞を
欧州三大レースと数え、欧州三冠馬と呼ぶらしい。
 これを日本に当て嵌めれば、ダービー、JC、有馬記念こそが日本三大レースで
あり、この三つを勝てば真のチャンピオンホースとして「日本三冠馬」の称号を
与えることを提唱したい。

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