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2020/06/23 17:03

実は七冠馬は存在しない?(七冠馬シンボリルドルフ)

 ミスターシービーによる三冠の翌1984年、2年連続で三冠馬が誕生した。
それがシンボリルドルフである。主戦の岡部幸雄は皐月賞の表彰式で、「まず
1冠」を示す1本指を立てた。それが東京優駿、菊花賞では2本、3本と増えて
いった。「この馬はシンザンを超える」という宣言でもあっただろう。
 その後有馬記念、天皇賞(春)と勝つ度に本数が増え、ついにJCでは両手を
使って6冠を表現した。「シンザンを超えろ」のスローガンが過去のものに
なった瞬間である。

 だが2度目の有馬記念制覇の際には、岡部は七冠を示すポーズを取らな
かったように記憶している。何故だろうか。あくまで憶測だが、JCですでに
シンザン越えを達成しているし、有馬の戴冠も初めてではない、そうしたこと
から七冠達成の意識は薄かったのではないか。
 そうは言っても、「七冠馬」と銘打った日本酒が発売されるなど、世間では
ルドルフが七冠馬であることが認知されていった。

 その後ナリタブライアンが1994年に三冠を達成し、有馬記念をも制して
四冠を達成した。しかし、「四冠馬」と呼ばれる機会が少ないのは、シービーと
同じ理由であろう。
 また、ブライアンは朝日杯3歳Sも制しているが、「五冠馬」という呼称を
聞かないのはやはり八大競争ではないからか、冠数が増えるのは三冠達成以降
という暗黙のルールがあるからの、どちらかだろう。

シンボリルドルフ基準】
JCを八大競争と同格と位置付け、1冠に数える
同じレースを2勝すれば、2冠とカウントする

ナリタブライアン基準】
3歳G1(現2歳G1)はノーカウント

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