スマートフォン版へ

マイページ

337件のひとこと日記があります。

<< テイオーの牝系を辿る旅 : 6代母 ヒサト... ひとこと日記一覧 テイオーの牝系を辿る旅 : 8代母 Colna... >>

2020/05/05 15:38

テイオーの牝系を辿る旅 : 7代母 星友

 星友の現役名は Alzada 。1923年米国生まれで、父は Sir martin 。
下総御料牧場の基礎輸入牝馬として1931年に日本へやって来た。翌
1932年を含めて米国から6頭の繁殖牝馬を輸入し、「星」で始まる
和名が付けられた。星条旗に因んで名付けたとも言われている。

 下総御料牧場の基礎輸入牝馬群は、広義では1926年に英国から輸入した
2頭を含めて8頭を指すこともあるが、狭義では1931年と1932年に
米国から3頭ずつ輸入した「星」たち6頭を指す。今では後者の方が一般的に
使われることが多い印象がある。

 このうち1931年に星友と共にやって来た他の2頭だが、星若の子孫には
テンポイントがおり、星旗にはゴールドシップがいる。テイオー血脈馬の
サービスエースは、星旗牝系の父と星友牝系の母父を持つことになる。今から
90年近くも前に同じ牧場で顔を合わせたであろう2頭の母馬の血が、途絶える
事もなく現代の1頭の馬に受け継がれているのは感慨深いとしか言う他ない。
それぞれの血が多くの人の献身的努力によって繋がれて来たと思うと、これぞ
競馬血統の醍醐味と呼ぶに相応しい気がする。

お気に入り一括登録
  • テンポイント
  • ゴールドシップ
  • テイオー
  • サービスエース
この日記はコメントできません。