レッドクライム（第55回）　あー夏休み

　入厩間近と思っていたところ、使い出しは９月とか。学生ならば
夏休みの延長は大歓迎だろうが、そんな悠長な事言っていられる立場
ではないと、ボヤキのひとつも出ようというもの。（苦笑）

　さて、今後の見通しが厳しいのは覚悟の上だ。ともかくこれまでと同じ
ことをやっていても意味はない。もちろん距離変更もいいだろうが、それ
以上にトライして欲しいのは位置取りの工夫だ。若駒の頃よりも馬群の
中で競馬するのが難しくなっているように思うので、前か後ろかになる。
二者択一ならば前だ。距離がどうあれ、今までのように後ろの方でチョロ
チョロしていては、最後に２〜３頭抜いて「ハイ、頑張りました。」で
終わりだろう。相変わらずゲートは上手い方ではないが、少しはマシに
なったように思うので、一度強引にでも出して行って欲しい。それで最後
タレたなら納得するしかない。
　
　もう一つは気性の問題だ。集中力が続かず、諦めが早い。門別の大敗は
本当にチークピーシズのせいなのか、ならばブリンカーはどうなのか、
きちんと検証して欲しい。以前も述べたように、本来は馬具に頼らず騎手の
協力も得て改善するのが理想なのだが、贅沢を言える立場でもない。
　なお、どうやら２歳の全弟も物見が激しいらしい。血統的に仕方のない
ことではあるが、矯正が不可能とは限らない。ただ、５歳馬のこのクラスの
馬に、厩舎としてどれ位労力を割けるのかは不安が残る。