2019セレクションセール、テイオー関連

【父ダイワメジャー、母アースシンボル】牡

　母アースシンボルは中央4勝、マーメイドSで3着など重賞に
多く出走し、エリザベス女王杯に挑んだ経歴を持つ。また、半姉
アースヴィグラスも中央で2勝を挙げている。母やきょうだいは
アース冠のオーナーの所有であったが、今回初めてセールに上場
された。
　結果は主取りに。今後のセールに出てくるのか、またアース
冠で走るのか？

【父リアルインパクト、母トウカイファイン】牡

　母トウカイファインは中央1勝にとどまったが、1番仔トウカイ
ビジョンが中央4勝、2番仔トウカイセンスが中央5勝、3番仔
トウカイソンジュが高知で7勝を挙げている。その後5番仔からは
In Reality を持つスピード系種牡馬を父に迎えるようになった。
きょうだい達が活躍した距離を考えれば、妥当な選択だろう。
　セールでは始めから活発な取引に。間髪入れずに声が上がり、
あっという間に2,500万に達した。落札したのは育成牧場として
有名な吉澤ステーブル。トウカイビジョンやトウカイセンスが
現役時代に一時外厩として利用していたように記憶している。
その辺りの縁もあるかもしれない。おそらく来年のトレーニング
セールに上場されると思われるが、社長の持ち馬の可能性もある。

【父ホッコータルマエ、母アルフィルク】牡

　母アルフィルクは重賞勝ち馬を母に持ち、ノーザンファームで
生産された。現役としては期待に応えることが出来ず未勝利のまま
引退したが、産駒3頭中2頭が中央で勝ち上がっている。その3頭は
すべて父がオウケンブルースリであり、同産駒の成績上位にいずれも
ランクされていることから、アルフィルクの繁殖能力は結構優秀では
ないかと推測できる。そういう意味では、初めて他の種牡馬を父に
迎えた本馬の活躍に注目したい。
　セリは当初静かだったがジワジワと上がり続け、1,350万で
ハンマーが落ちた。落札者は比較的新しい個人馬主さん。中央で
使うなら美浦入厩が予想される。