レッドクライム（第43回）今年もセレクトセールに全弟が上場予定

　昨年に引き続き全弟の登場だ。今年の当歳馬は、例のクライムそっくりの
栗毛である。どの程度の評価を受けるか楽しみだが、その前に前走回顧を。

　戸崎Jを歓迎する向きもあったが、個人的には相性悪いし（苦笑）、追切で
プレゼンスに乗っていることもあって、少なくとも期待が高まるというほど
ではなかった。
　過去2回の騎乗で「手ごたえほどは伸びない」「ダラッと走る」とコメントした
騎手とは思えない戦法。勝負気配はほぼゼロで、調教師に「ほらね」と見せつける
レースだったのだろう。３週連続で相手を待つ調教をしておいて、「前へ進んで
くれない」では馬が気の毒だ。

　次走は出して行くようだが、前厩舎で試した時はそれも功を奏さなかった。
この辺りが転厩のデメリットで、戦歴としては理解していても、調教師の立場から
やはり自分で試して納得したいのだろう。見ている方とすれば２度手間でイライラ
させられるが、今少しだけ我慢が必要になりそうだ。前後比較という点では、多分
条件は変えないのではないか。

　さて全弟のことだが、生産牧場によれば「レッドクライムよりは柔らかい」
とのこと。ハイハイ分りました。（笑）　以前レッドクライムに関しては、
「明らかに晩成」というコメントもあったのでそれを信じよう。