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2017/08/28 19:01

レッドクライム(第30回) 全レース振り返り

 【着順】
1着1回、2着2回、3着5回、4着2回、5着1回、6着1回(少し不利あり)
8着1回(大きな不利あり)---馬券内13走中8回、掲示板13走中11回。
 【人気】
1番人気3回、2番人気2回、3番人気5回、4番人気2回、5番人気1回。
 【上がり3F】
1位3回、2位4回、3位1回、4位1回(出遅れからの捲り)、5位2回、
6位1回(最後方からBSで進出)、10位1回(直線で不利あり)
 【位置取り】
先行1回、中団10回、後方2回(出遅れ)

 不利が無ければ掲示板は確実という安定した成績である。人気がすべて5番
人気以内というのも、馬券を買う人たちからの信頼の証と言える。イメージと
少し違ったのは、上がり時計の順位が思ったよりも良かった事。ただし、最速
でも34.3秒と数字的にはそれほどでもない。一瞬の脚はないが、長くそこそこの
脚を使えるといったところか。
 注目したいのは、最初の短期放牧明け(12月)以降になると、不利や出遅れが
無ければ常に2位以内をマークしていることだ。実力を出せれば、安定した上がり
で走れるようになってきたのだろう。

 他のデータも見ていくと、斤量と成績は直結しない。暑い時期も寒い時期も
安定している。詰めて使っても大丈夫。稍重までなら気にならない、といった
ところか。興味深いのは、外枠は2回のみだが、1着と2着で好成績。中頭数の
実績が高い事を合わせて考えれば、不器用なタイプなので馬群の中で立ち回る
よりも、外を伸び伸び走った方がいいのかもしれない。コース別成績を見ても、
ダートで走った函館を除けば、ローカルよりも広いコースが向いているようだ。
もっと出世してからの話だが、東京2400を一度走らせてみたい。

 最後に騎手との相性を。勿論一番実績が良いのは北村友J。次いで坂井J。
一度きりの騎乗でともに3着だったのが武Jと藤岡康J。逆に最も振るわな
かったデムーロだが、大きな不利と新馬戦でスローの最後尾を嫌って強引に
進出した2戦なので、評価は保留としたい。むしろ2戦とも詰まる場面があった
戸崎Jは、運だけとは言い切れないと思うので、個人的には最も不満の残る
騎乗だった。川田Jは特にミスはなかったが、単純に手が合わない印象。
 
この中で特に印象的だったのが初ダート戦に乗った武Jだ。発馬でクライム
脚を滑らせ大きく出遅れ。ダメな騎手なら何もせずに終わっていただろう。
しかしこのベテランは、キレないがバテないという特徴を初騎乗ながら(何度か
相手として戦って)熟知していたようだ。果敢に捲り、3着に食い込んだ。
 その後の2戦でバトンを受け継いだ北村友Jは、このレースのビデオを見たか
伝聞で耳にしたと思う。安心して早めの仕掛けに出られたはずだ。最大の
ポイントは3角〜4角の位置取り。それまでは私も何度か書いたように、ここで
ギアチェンジに手間取り、下がってしまっていた。それが最後の3戦は、逆に
位置を上げているのだ。もちろん、ダート替わりや相手弱化などの要因もある
かもしれない。だが、あの息の長い捲りで気合いを入れられたクライム自身が、
「あ、ここが勝負どころなんだ」と理解したのではないか。

 3角から4角で順位をキープもしくは上げて5番手以内で回ってきた時は、
1着1回、2着2回、3着2回、4着1回となっている。このパターンが、
クライムにとって重要だと思っている。

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