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2017/08/21 19:26

ダリア賞組が新潟2歳Sで全滅の理由とは

 過去5年のダリア賞→新潟2歳Sを使った馬の成績は、ものすごく
はっきりしている。前走データでこれだけ極端な傾向も珍しい。ただ、
私としては「ああ、そうなんだ。」で済ますようなライトなデータ派
ではないつもりだ。(笑)
 そこで、両レース出走馬の近五年の位置取りと上がりタイムを調べて
みた。3角-4角-着順(上がり3Fタイム)をご覧頂きたい。

【2016】良→良
2-2-2(34.4)→ 2-2-14(34.6)
【2015】良→稍重
8-9-4(35.3)→ 4-2-12(35.4)
8-8-5(35.5)→10-11-15(35.3)
5-5-7(35.9)→10-11-10(34.5)
【2014】稍重→良
12-10-1(34.8)→ 4- 4-8(35.0)
4- 4- 3(36.1)→ 2-2-17(38.1)
5- 6-12(36.8)→13-14-16(36.5)
【2013】良→良
10-11-2(35.2)→ 5-5-7(34.4)
7- 7- 3(35.4)→ 8-8-13(34.9)
10- 9-4(35.3)→ 3-3-10(34.9)
9- 9-5(35.4)→15-15-11(34.4)
【2012】良→良
8-7-2(34.7)→2-2-13(35.6)
5-5-8(35.5)→5-6-16(35.4)

 まあ、元々チャンスの無い馬も出ているので、ここはダリア賞4着以内
馬に絞ってみたい。すると、8頭中7頭が新潟2歳Sでは5番手以内で
回って来た事が分かる。このレースは圧倒的に差し・追い込み馬が有利
なのは周知のとおり。
 ダリア賞では二桁番手で回って来て差し切った馬でさえ、本番では
4番手に付けてしまった。これを分析するには、新潟1400内回りと1600
外回りのレースデータも調べる必要がある。2歳OPレースの全後半3Fの
時計と1着馬の後半3F時計を比較した。
【1400】35.0-35.6(35.1)
【1600】35.4-33.9(32.9)
 これを見れば、1600外回りが究極の上がり勝負である事が分かる。ダリア
賞組は33秒台すら出せていない。つまり、私の推測はこうだ。経験の浅い2歳
馬が3週前に前傾ラップの粘り込みレースを体験。その記憶から自然と前に
行ってしまい、長い直線の瞬発力勝負に耐えられないという図式を想定する。

 この2レースの相関関係が知れ渡ってしまったせいか、去年と今年はこの
ローテで挑むのはマイネル勢が1頭ずつだけ。おそらく参戦するであろう
柴田大知Jは何度も痛い目に会っているので、そろそろ手を打つはずだ。
もしこのローテで好走するとしたら、1400内回りでは忙しくて力を出せずに
負けた馬だろう。

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