レッドクライム（第22回）　２歳最終戦

　まさか２歳時に７戦もするとは思わなかった。丈夫なのは勿論良い事だが、
ここまで未勝利が続くのは誤算だ。何とか年内に勝ち上がって欲しいと願う。
兄のクリノブラビッシモが今月、奇しくも７戦目で初勝利。また、秋に何度も
稽古で併せていた僚馬タスクフォースも今月勝ち上がった。是非とも、彼らの
後に続いて欲しい。

　そこで今回のメンバーを見渡してみると、ようやく順番が回って来たのでは
ないかと思える。阪神の経験値、持ちタイム、斤量、多くの点で勝っている。
勿論、変わり身を見せる馬が出現する可能性はあるし、相手に合わせて走って
しまうこともありうるので油断はならない。

　前走はスローで人気薄の逃げを許してしまった。今回は逃げそうな馬が多い
ので、思ったより流れるかもしれない。そのあたりの臨機応変の判断が出来る
だろうか。新人なのである程度仕方ないとも思うが、２戦とも素直に指示を
守り過ぎて勝機を逸した印象は拭えない。レース後に「想定よりも速かった
（遅かった）ので自分の判断で競馬をしましたが、上手くいきました。」くらい
の事を言って貰いたいものだ。

　そして、「すぐにチャンスはある」という戸崎Jのコメントが現実のものと
なるだろうか。単なるリップサービスでは無かった事を期待したい。