テイオー軍団２歳戦途中経過

　今年の２歳戦もすでに５カ月が経過した。この世代のサバイバル戦もすでに
３分の１が過ぎたことになる。このあたりで一度今年の２歳勢を整理しておこう。

　まず第一の印象は、今世代は牝馬優勢だということか。ここまでに勝ち
上がったのはポンポンとアースヴィグラスの２頭で、いずれも牝馬である。
また、登録馬自体も牝馬の方が多い。
　今後デビュー予定の期待馬も牝馬が揃っている。ブレイブスマッシュの
半妹メモリーリング、兄２頭が勝ち上がりのクインズシルエット、アドマイヤ
オンリーの初仔オピニオン、準OPのきょうだい２頭を持つトウカイブルーメ
などが出番を待っている。

　少数精鋭（？）の牡馬では、ヴィーヴァヴォドカの２番仔コスモトゥイークに
注目したい。キンカメ産駒のテイオー血脈馬はほとんどいなかったので、
後継種牡馬のルーラーシップとの相性を探る意味もある。

　現２歳勢全体を見ると、数の上では例年より少なめに思えるが、レベル自体は
高いのではないだろうか。ここ数年は最終的に５頭前後の勝ち上がりになっている。
是非ともこれを超えて、１頭でも多く勝ち上がって活躍してほしい。