レッドクライム（第19回）　京都：芝2000ｍ

　中２週で５走目の出走が決まった。鞍上は継続騎乗。徐々に格下げ
感が露骨に現れてきたと受け取る向きも多いのではないか。（苦笑）
　それはともかく、コースの印象から。京都は３角の坂以外に目立つ
ものがない平坦コースの為、単純なコースと思われがちだ。しかし、
内回り2000ｍは見た目以上にポイントが多く、漫然と乗っていたのでは
勝利はおぼつかない。騎手のスキルという点では不安が募る。前走は
臨時のピンチヒッターという立場だったが、今回こそ失敗は許されない。
　阪神内回り2000ｍは前半かなりの確率でスローになるのが確実だった
のに対し、京都は予断を許さない。今回は前目の位置を取るのだろうが、
先団勢がやり合ってペースが上がった時には巻き込まれないようにしたい。
　また、直線は坂が無い分さらに瞬発力勝負になる。前走のように仕掛け
遅れていたのではどうにもならない。ただディープ産駒不在もあり、
すごい末脚自慢は見当たらないのは好材料か。

　前走は馬体重が460kgまで減っていた。だが、これはガレたわけでは
なく、絞れたと見ていい。新馬戦に比べればだいぶスッキリとしてきた。
おそらく成長してもムキムキのタイプにはならないのではないか。当初の
予想よりも落ち着いているので、案外距離は持ちそうだ。
　調教もだいぶ内容が良くなってきた。これだけ在厩が長引いても出来落ち
しないのは頼もしい。今回も強敵は居るが、稽古を比べる限り全く見劣る
ことはない。何とか勝って外厩へ返してやりたいものだ。