娘たちよ、父を超えろ!　（ステイゴールド篇）

　ステイゴールドと言えば、大物産駒を輩出している種牡馬だ。だが、いずれも
牡馬に限られている。あと、特大ホームランか、三振かというイメージがある。
試しに国内G1の勝ち鞍をリストアップしてみた。
　牡馬はドリームジャーニー、ナカヤマフェスタ、オルフェーヴル、ゴールドシップ、
フェノーメノの５頭で、計１８勝。牝馬はレッドリヴェールの１勝のみ。

　そして、このうち母父メジロマックイーンとの配合では実に１５勝を挙げている。
では、同じパーソロン系のトウカイテイオーはどうだろうか。当然期待がかかる。
　だが、母父トウカイテイオーとの配合はさっぱりで、成功の部類に入るのは
マイネルアウラートだけと言っても過言ではない。特に牝馬は賞金１８０万が
最高という有様だ。

　今更言うまでも無く、ステイゴールド産駒は癖馬が多い。テイオー血脈も
気性難が多く、且つ牝馬なら尚更だろう。その辺も影響しているのでは
ないかと推測している。

　すでにステイゴールドは他界しており、残されたデビュー前の産駒は
限られている。その中から牝馬の大物が出てくるのだろうか。私としては、
クインズプレイヤーの2014に期待したい。これが活躍すれば、続く
2015（父オルフェーヴル）にも繋がっていくだろう。