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2015/09/13 16:09

トウショウボーイ、天馬と呼べる唯一の馬

 先日、ショッキングなニュースが飛び込んだ。トウショウ牧場が
閉鎖となり、トウショウ産業も当歳馬を最後に撤退するという。
 サラブレッドという生き物の美しさに惹かれたきっかけが
トウショウボーイだったので、何とも寂しいことである。

 古くから強い馬に『天馬』の称号が与えられるのは、珍しいことではない。
だが、本当に『天馬』という言葉がふさわしいのは、トウショウボーイ
ただ一頭だけだとずっと思っていた。
 大きな馬体にスラッと長い脚、首を前に投げ出して上下動の少ない
フォームは、まさに天駆ける馬だった。

 そして、トウショウボーイと言えばテンポイント。名馬にライバルあり。
イメージとしては、「速い」トウショウボーイ、「強い」テンポイントといった
感じだ。
 また、人それぞれに「一騎討ち」「名勝負」というレースがあると思うが、
真の意味で「マッチレース」と呼べるのは、1977年の有馬記念しかないと
思う。レースについては散々語られているので、ここでは触れないが、
私は贔屓の馬のライバルは嫌いではない。むしろ、その存在があればこそと
敬意を抱いている。
だからこそ、テンポイントの非業の死には胸が痛んだ。また、もう1頭の
イバルであるグリーングラスも応援していた。ライバル達が去ったターフで
孤軍奮闘し、ついに有馬記念を制した時は本当に嬉しかった。

 その後、トウショウボーイは三冠馬ミスターシービーを輩出してくれた。
私は親子やきょうだいの活躍馬たちが特に好きなので、シービーの
活躍を夢中で応援した。だが、ボーイとシービーの存在を超える親子が
現れるとは、この時は思いもしなかった。

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