２頭の馬の帰郷 ・オキテとセブン

昨日、今日とオキテに会いに行ってきました。
新しいオーナーになって下さったクラックステーブルの代表さんに譲渡証明書をお渡しする事と、オキテ会スタートメンバーとの会・解散食事会が目的でした。

私がこの６月１４日を選んだのは、メンバーの仕事の休みなどの関係もありましたが、何より、この日が友引だったからです。
葬儀などでは嫌われる友引ですが、私はオキテのように故郷に帰って来られるお馬が増えて欲しいという思いでこの友引の日を選びました。
それがまさか、コスモセブンを連れてくるとは全く予想外でした(笑)。

オキテが千葉を発ったのが５日、セブンの最終レースになったのが８日、その間たった３日です。

これがただの偶然とは私は思えませんでした。

たまたま関わったタカラハニーの時もそうでしたが、命を繋げるチャンスを得たお馬には、時おり、びっくりするような奇跡が起こる気がします。
マイネルスティングにもそれはありました。
それはきっと生きられなかった仔達が自分の分も生きて欲しいと後押ししてる、私にはそう思えてならない
のです。

マイネルスティングが面倒をみた息子のような２頭が殆ど同時期に帰ってきた、それはスティングの願いだったのかなぁとも思ったりします。

セブンの先行きは今、関係者間でじっくり話し合っています。

競馬でたまった疲労が癒える頃には
きっと、セブンにとってベストな道が開けていると思っています。

牡馬が生まれた場所に戻ってくると
いう、中央の重賞勝馬でも滅多にあり得ない事が、地方馬で、大きなレースに出た事すらない馬が、それも２頭も帰ってこれたのはミラクルと
云って良いのではないかと思います。

マイネルスティングという名もない
馬が繋いだ命、今、日高の大地で輝いています。

スティング、ありがとう。

画像、上がオキテ、下がコスモセブンです。