351件のひとこと日記があります。
2016/05/19 16:38
タケシバオーと古山騎手
中央競馬で初めて「怪物」と呼ばれ、「野武士」とも称されたタケシバオーの生まれた牧場、競優牧場が破産したというニュースが入ってきました。
タケシバオーの現役時代はさすがに知らないのですが、その主戦騎手だった故古山良司さんとはちょっとお付き合いがありました。
その頃はもう、騎手を引退なさり調教師さんとして厩舎経営をなさっていました。
小柄な(騎手さんはほとんど小柄ですが)優しいおじいちゃんといった風貌の古山さんでしたが、お酒が大好きで、酔うほどにまず出てくるのがタケシバオーの話でした。
天皇賞を勝ったとき、アメリカに行ったとき、いろいろなエピソードを話していただいたものです。
まるで自慢の息子のように、タケシバオーの話をするときはこれ以上ないくらいの笑顔でした。
「雨の古山」と呼ばれ、タケシバオーも重でも不良でも全く問題にしませんでした。
私たちが何人かで、府中にある古山さんのご自宅へ招待された時「2回を見ておいで」と言われて、上に上がってみると、広いお部屋の壁に、タケシバオーとの口取り写真が何枚も張ってあり、その下のボードには優勝カップやトロフィ、優勝旗などが数えきれないくらいたくさん並べられていて、みんなで、改めて感心したことがあります。
タケシバオー・・・芝もダートもこなし、1200mから3200mで勝利し、ダート1700mでは60キロを背負ってレコード勝ち、芝の京都記念では62キロでレコード勝ち、そしてジュライステークスでは65キロという最高重量を背負って不良馬場の中勝利するという凄いお馬でした。
すでに、タケシバオーも古山先生も虹の橋を渡ってしまいましたが、空の上から、このニュースに寂しい思いをしていらっしゃるのではないでしょうか。
また1つの名門牧場の灯が消えていきます。
時代の流れとはいえ寂しいものを感じるのは私だけでしょうか。
競優牧場という名に、1頭の名馬と1人の個性的ジョッキーを思い出した一日でした。
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エドリンさん
馬の気持ちさん、こんにちは。
昔は今のような高速馬場ではなかったとはいえ、60キロ以上の重量を背負って、しかも勝ってしまうなんて凄いの一言ですよね。
今は、まだ骨も固まらない早い時期から使い始めるから、怪我や故障が多い気がします。
もう少し成長に合わせた使い方は出来ないのかな?と心配になります。 -
馬の気持ちさん
こんにちは エドリンさん
タケシバオーのことは初めてしりましたが、物凄い馬だったんですね!
斤量65なんて信じられない!
私もリアルに見たかったです。
名門牧場が消えていくのも 切ないですね。 大牧場の大量生産時代で、
良血馬は多いですが 良血馬ゆえの
体質の弱い馬も多い気がします。 -
エドリンさん
白い星さん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
タケシバオーは本当に凄いお馬だったと思います。
距離も芝ダートも問題なし、おまけに厳しい斤量にも負けなかった。
古山先生が自慢するのも当然です。
私も1度、その走りをリアルで見てみたかったです。 -
エドリンさん
mama4627さん、いいね!ありがとうございます。
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白い星さん
タケシバオーは名前しか知らないまるでレジェンドのような馬です。
戦績を見るとすごい強い馬だったんですね。
本当に名門牧場が消えていってますね。
現在の競馬会は個性的な馬ではなく早期に勝ち上がる馬を目指していて
もっとゆったりと馬たちを見てあげられないのかな〜と思います。
だんだん競馬がつまらなくなりますね。 -
mama4627さんがいいね!と言っています。