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2016/03/26 08:24
ランニングフリーが好きだった・・・・・日経賞
強くて華やかなお馬も好きだけど、強く心魅かれるのは、その陰で頑張っている地味目なお馬です。
ランニングフリーもそんな仔でした。
彼の名が大きく取りざたされたのは1988年天皇賞(春)。
6才になっていたフリーは、タマモクロス、メジロデュレン、スダホーク、メリーナイス、ゴールドシチーなど錚々たるメンバーを相手に、13番人気から猛然とタマモクロスの2着にのし上がってきたのでした。
この後、馬主の藤島氏が「天皇賞2着祝賀会」というのを催して、2着で祝賀会とは、と話題になりました。
そのくらい嬉しかったのでしょうね。
これをきっかけの様に、フリーは重賞レースの常連になります。
G1では勝てませんでしたが、常に人気を上回る着順を確保し、何よりも1985年のデビューから1991年のラストランまで6年間、実に9才まで走り抜きました。
この日経賞を勝ったのも7歳時、トップ重量58キロを背負ってのものでした。
引退後は産まれた牧場で、これまたジミーな種牡馬生活ながら、それでも1997年弥生賞馬ランニングゲイルを送りだしました。
ゲイル引退後には父仔同じ牧場で暮らし、2006年、23年の馬生を閉じたのでした。
私はフリーの死を知らずに、2008年会いに行こうと牧場さんに連絡し、その時に亡くなった事を知り大きなショックを受けたものです。
それからです。
会いたいお馬には出来るだけ早く会いに行こうと決めたのは。
人もお馬も、明日の命はわかりません。
生きている今を感謝し、大切に生きなくては、と思ってはいるのですが・・・・・さて、出来ているのかなぁ(苦笑)。
ランニングフリー・・・・・・会いたかったなぁ。