351件のひとこと日記があります。
2015/10/07 09:49
蘇るルドルフ
10月4日、4年前のこの日、私に馬という生き物の魅力を教えてくれた、今の私の原点シンボリルドルフが旅立ちました。
この衝撃はあまりに強すぎて、涙も出ず、それからしばらくの間、ただ頭の中が空洞になった感じですごしたような気がします。
スポーツ新聞の記事を見ても、遠い世界での出来ごとの様で、実感がともなっていませんでした。
「ルドルフは死なない」 そう勝手に思い込んでいたのです。
悲しみの涙があふれたのは、1年後の彼の命日の日でした。
「やっぱり本当だったんだ、ルドルフはもうこの世にいないんだ」、そう思った時涙が止まりませんでした。
今まで何度も言ったり書いたりしてましたが、実は私はアンチルドルフ派だったのです。
あまりに強すぎて、まるで「サイボーグだ」と、へそ曲がりの私はルドルフ馬券を1度しか買ったことがありません(当然ことごとく外れましたが・・・苦笑)。
その1度だけ買ったのが1984年のジャパンカップでした。
その日東京競馬場にいた私、初めての日本馬優勝に喜びよりも何とも言えない不思議な気持ちに襲われていました。
それは、その日競馬場にいた人達殆どがそんな感じだったようで、カツラギエースが1着でゴールした時の、あの妙な静けさが表していました。
私は4回のボックス席にいたのですが、勝馬が決まった瞬間、当たりがシ〜〜〜ンと静まりかえったのです。
その奇妙な静寂は今でも忘れられません。
私がルドルフに魅かれたのは引退式の時でした。
晴れの舞台で彼は、右に左に蛇行し、まるで踊っているようでした。
その時、この引退を一番喜んでいるのはルドルフなんじゃないかと思ったのです。
今まで皇帝と呼ばれ、強くなくてはいけない、常に堂々としていなくてはいけない、と自分を殺して最強馬シンボリルドルフの鎧をまとってきた彼が、初めて大衆に見せた素顔のような気がしてしまったのです。
以来、馬という生き物にもしっかり感情や個性があるのだと知ったのです。
それからです。
馬券対象としてだけでない馬の見かたをするようになりました。
ルドルフが最後まで最強馬の鎧かぶとを身にまとっていたなら、もしかしたら、ただの競馬好きで終わっていたかも知れません。
そのルドルフが逝って4年、息子のテイオーも父の元に行ってしまいました。
でも、私の中にあの引退式でのルドルフダンスが今も残っていて、まだ千葉の牧場でルドルフは悠々と素顔をさらして生きていると思えてならないのです。
-
エドリンさん
神威さん、いいね!とコメントありがとうございます。
その時代時代で強い馬が現れます。
ルドルフが他のお馬と絶対的に違うのは、マイナスの部分が殆ど無いと云うことです。
完璧に近い馬、それがルドルフです。
それは、実際にその背に跨がった岡部さんが一番良くわかっているでしょう。
だから、今でも実感を持って一番強いと言えるのだと思います。
そのオーラの凄さは、私でさえ感じました。
人知を越えた馬、それがルドルフです。
それが現役引退から30年近くたった今でも「皇帝」と呼ばれ続けている由縁でしょう。
皇帝と帝王という固有名詞がつくのは、この親仔しかいません。 -
神威さん
エドリンさん おはようございます(゚∀^)ノ
皇帝シンボリルドルフ
ディープインパクトファンのレジェンド・岡部さんが
未だ「国内最強はルドルフ」と考えを曲げない、
とてつもない身体能力と精神力を兼備した
スーパーホースだったんでしょうね…
この時代はシンボリ軍団が全盛の時代で
後輩シリウスシンボリは果敢に海外挑戦して
いましたね♪ -
神威さんがいいね!と言っています。
-
ルージュの夢さん
おはようございます^ ^
シンボリルドルフ
負けない馬なんだ
そう、過去の人から言われたのが、頭の隅に残っていた。人生とは不思議^_^;
この名前を知っていたから今の私の世界があります。人生とは不思議^_^;
不滅のオーラを持ってますね。
ルドルフは、メラメラとしたレッドパープル
テイオーは、不死鳥のイエローとオレンジ
ツルマルツヨシは、パステルカラー
あくまでも私のイメージです^ ^ -
エドリンさん
ニコちゃんさん、お早うございます。
お馬の世界はまだまだ厳しく、生き延びられる仔は本当に一握りです。
今のように偏った血統ばかりだと、これから先どうなるのか不安です。
いろんな種牡馬からいろんな個性のお馬が生まれて競馬が面白くなると私は思うので、今の競馬はあまり面白く感じていません。
突然、あまり知られていないお馬から物凄く強い仔がでてくれないかな?と淡い期待をしています。 -
ニコちゃんさん
(^O^)/
因みに、私はディープやジェンティルは好きではありませんσ(^_^;)
味のある馬を応援するため、種牡馬になれない子達ばかりでハラハラしてます(>人<;) -
エドリンさん
ニコちゃんさん、ごめんなさいです。
誤ってコメントを消してしまいました。
でも、ちゃんと読ませて貰いました。
本当にごめんなさい。 -
エドリンさん
ニコちゃんさん、いいね!とコメントありがとうございます。
ルドルフとテイオー親仔は、おそらく当分、またはもう2度と現れない奇跡の親仔だと思います。
戦績だけではなく、その美しさ、そのスター性など、特出していました。
だから今でも熱烈なファンがたくさんいるのでしょう。 -
ニコちゃんさんがいいね!と言っています。
-
エドリンさん
栗原のぞみさん、いいね!ありがとうございます。