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2019/07/01 17:28
鬼脚女王 終の棲家へ(ブロードアピール)
誰よりも真っ先に先頭を走る逃げ馬、その後ろで虎視眈々と抜け出しを図る先行馬、さらにその後ろで差すチャンスを窺う差し馬、どれもみんな素敵だけれど、私はドン尻から一気にごぼう抜きしていく追い込み馬に感動してしまいます。
「エ〜〜〜ッ、あんな所からどうやって・・・!!」という衝撃的な走りを見ると鳥肌どころか髪の毛までサイヤ人のように立ってしまいます。
私的最強追い込み馬は(あくまで私個人の好みです)まずミスターシービーです。
シービーさんに関しては私がいわずとも歴史的名馬ですから、誰でも知っていると思います。
次にマティリアル。
彼のスプリングステークスを見てぶっ飛んだ私は、皐月賞、ダービーはもちろん、彼の出たレースはすべてマティリアル中心に追っかけまわりました。
でもそれ以降あの鬼脚は影をひそめ、私の馬券もぜぇ〜〜んぶ紙のくずとなりました。
そして2年6カ月後、やっとやっと1着ゴールした彼は、そのまま天国まで走って行ってしまいました・・・(私の馬券もやっと当たったけどちっとも嬉しくなかった・・)。
閑話休題
そしてもう1頭、いまだに心に焼き付いているのが2000年の根岸ステークス勝ち馬ブロードアピールです。
体の弱かった彼女がデビューしたのは4歳後半。
同期のメジロドーベルやシーキングザパール、キョウエイマーチなどが重賞をどんどん勝っていたころ札幌競馬でジミーにデビューし、2戦目で初勝利。
それからは芝でもそこそこ頑張って、シルクロードS(G3)を勝ってオープン馬になりました。
でもそれ以降重賞では今いち勝ちきれないまま(オープンではダートの栗東Sを勝っていますが)6歳になり引退の2文字がちらつく中、出走してきたダート短距離”根岸ステークス”。
ブロードアピールはしんがりスタート。
そして直線200メートルで13頭をごぼう抜きし、2番手に1・1/4馬身の差をつけゴール。
もうこれはユーチューブでぜひとも見てもらいたいレースです!!
何日か前見てみましたが、やっぱり鳥肌ものでした。
前置きが長くなりましたが、そのブロードアピール姉さん、つい最近、繁殖さんを引退し、ヴェルサイユファーム(株)に入厩しました。
これからはこの牧場さんでゆったりマッタリ余生を過ごしていきます。
ここには引退馬協会のFH,タイキシャトルやメイショウドトウが、そしてまたローズキングダが余生を送っています。
鬼脚女王ブロードアピール、これからの余生は鬼脚は使わなくて良いからね。
のんびり長生きして下さい。
また会いたいお馬が増えちゃった!!
画像はネット競馬さんよりお借りしました。