競輪
351件のひとこと日記があります。
2015/07/22 17:02
マイネルスティングとの出会い ��
スティングの「ありがとう」参りを体験してから、私は一つの決意をしました。
ツアーの時のパフォーマンスは、確かに何かを感じたスティングの一世一代のものだったのでしょう。
でも私はもう一つの見方も有ると思っていました。
それは、スティングは今まで特別な存在になった事がなかったのでは？という事です。
確かに牧場で面倒を見て貰い、それなりに可愛がってもらってはいたでしょう。
でも牧場には、素晴らしい成績を残し、名前を知られた馬たちがいて、会いに来る人達も彼らが目当て。
スティングの所に来るのは、そのついでという感じで、だからスティングも型どおりニンジンを貰ったらさっさと自分の世界に戻って行った。
あの時も最初はそうだったのかも・・・・。
ただ誰かがスティングの名前を呼んだ。
名前などあまり呼ばれた事のなかった彼は「あれっ」と思いながらも戻ってみた。
そしてまた元の所へ帰るとまた呼ばれた。
名前を呼ばれて戻る度に人が増えている。
呼んでいる私たちも楽しいけれど、スティングもだんだん楽しくなってきたのじゃないでしょうか。
自分の名前を呼んでくれる人がたくさんいる。
マイネルスティングが特別の存在になっている。
彼にはそれがたまらなく嬉しかった・・・・・そんな一面もあるのではないかと、思ったりしてみました。
スティングに聞く事ができたら「 何のことやらおいらにはわからへん 」と、とぼけられるかも・・・・ですが。
スティングのそんな思いは、ある事ではっきりしました。
何年か後の事ですが、２頭目のサポートホースとしてビッグゴールドさんが牧場にやってきました。
スティングがいた道路沿いの放牧地にゴールドさんが入り、スティングは奥の広い放牧地に移動しました。
数人で一泊のツアーに来た私たちは、その時に限って、手前のゴールドさんの放牧地でちょっと遊んでしまいました。
しばらくゴールドさんと戯れて、やっとスティングのいる放牧地に向かいました。
スティングは放牧地の奥の方にいて草を食んでいました。
大きな声で名前を呼びますが、聞こえないのかこちらを見もしません。
何度もみんなで呼び、やっと顔をあげました。
が、なかなかこっちにきません。
いつもならニンジンの入ったバケツを見ただけで飛んでくるのに、です。
やっと歩き出しても、ゆっくりゆっくりで、おまけに、みんなが待つ入口の１メートルほど手前で止まってしまったのです。
それも、こちらを向かずに横をむいたままで。
突然、牧場の奥様が言いました。
「 スティング、すねてる！ 」
その言葉に全員 “ はっ！”としました。
スティングは私たちが来た事を知っていたのです。
それも、ゴールドさんのお客ではなく、自分の所にきたことも。
それが、ゴールドさんの所でワイワイ騒いでいて自分の所にはなかなか来ない。
だからすっかり臍をまげてしまった、という分けです。
５分以上、１メートルほど手前で横を向いたまま草を食んでいた（ またはフリをしていた ）スティングでしたが、みんなの“ ニンジン ”の声でやっと近くに来てくれたのでした。
スティングは特別である事を喜ぶ仔でした。
自分に会いに来てくれる人がいる・・・・・・それが彼の自信になり、来てくれた人に彼なりの精一杯のサービスをしてくれました。
だから、帰る時にはいつでもジ〜ッと、ずっとずっと見ていました。
その姿に、また来なきゃ、と思ってしまうのです。
スティングを特別なお馬にする、日高一有名な名もない馬にする・・・・・それが私の決意でした。
画像上は、私たちの１メートル手前でストップしたスティングです（ 私たちは手前にいます ）。
下は、帰る時に振り返ると、いつもず〜っとこうやって見ていたスティングです。
- ニンジン
- マイネルスティング
- ビッグゴールド
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らすかるすずかさんがいいね！と言っています。
2015/07/22 17:50
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Affirmedさんがいいね！と言っています。
2015/07/22 17:27
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Affirmedさん
エドリンさん、こんにちは♪
スティング君は皆さんの姿を見て喜んだけどなかなか来ないから拗ねてしまったんですね！でも皆さんを見送るスティング君はどこか寂しそう…こんな見送りされてはまた直ぐに会いに行きたくなってしまいますね(^^)2015/07/22 17:27
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アイバイノチさんがいいね！と言っています。
2015/07/22 17:26
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馬の気持ちさん
いっちょまえに 拗ねちゃうなんて、可愛いですね〜^ ^
私たちと同じです。2015/07/22 17:26
