351件のひとこと日記があります。
2018/02/27 13:28
さよならネーハイさん。
1994年度天皇賞馬ネーハイシーザーが26日旅立ちました。
種牡馬を引退後は引退馬ネットのサポートの下“荒木牧場サポーターズ”のサポートホースとして会員さん達に暖かく見守られてきました。
その現役時代は日本レコードを2回も記録したスピードで中距離路線で活躍し、1994年に天皇賞を勝利しG1馬の勲章を得ました。
そんな彼のG1馬としてのプライドを垣間見た事があります。
それは数年前に会いに行った時の事です。
私たちがお伺いしたのが集牧時間だったので、牧場さんのご厚意で引き馬をさせていただく事ができました。
放牧地からお馬を引いてきて、お部屋に入る前に記念写真を撮らせて下さったのです。
(私は撮る側に回ったので引き馬はしませんでした。)
そしてネーハイさんが引いてこられて写真を撮るために立ち止まった時、それまでユッタリのんびり歩いてきたネーハイさんが急に首をスッとあげて、片方の後ろ脚を少しひいたポーズを取ったのです。
まるで勝利の時、ウイナーズサークルでカメラに向かう様な立ち姿でした。
私たちは思わず「さすがG1馬!」と叫んでしまいました。
それほど、戻って来る時のお爺ちゃんっぽい歩きからは一変した凛々しい姿だったのです。
取り終わるとまたすぐさま、元のネーハイじいちゃんに戻りましたが・・・(笑)。
ネーハイさんを思う時、真っ先にあの凛々しい立ち姿が浮かんできます。
最後まで誇り高く旅立って行ったネーハイさん。
お疲れ様、そして素晴らしいレースを見せてくれてありがとう。
ゆっくり休んで下さいね。
画像はその時のものです。
見づらいかもですが後ろ脚の位置を見て下さい。