351件のひとこと日記があります。
2015/08/08 14:35
止まった時計・・・・札幌日経オープン
2003年、札幌日経オープンからずっと、私は1頭のお馬を追いかけていました。
父トウカイテイオー、母バジリア、2000年3月生まれのそのお馬は ナチュラルナイン。
初めてナチュラルを見たのは、8月の支笏湖特別。
10番人気で出走した3才馬のナチュラルは、2着馬に4馬身差をつけゴール。
テイオー産駒は必ず買う私は3連複をゲット。
馬券が当たったのも嬉しかったけれど、久々に期待の持てるテイオー産駒を見つけた嬉しさに心が弾んでいました。
それから日経オープン、今度は堂々の1番人気。
馬券はゲットできなかったけれど、オープン馬になったナチュラルにやっぱり心は弾んでいました。
そして、北海道競馬から川崎へ移籍。
デムーロ騎手を起用するという、厩舎の期待度がわかるアルゼンチン共和国杯(G2)への挑戦。
残念ながら、歴戦の雄アクティブバイオに勝ちは譲りましたが、次への期待が膨らむ2着でした。
ところが12月、スティヤーズステークスに出走し8着、暮れも押し詰まった12月29日、何故かダートの東京大賞典に出走。
それも8着と敗れると、それから彼の消息はプッツリ切れたのでした。
厩舎さんの方針に口をはさむつもりはありませんが、何だかふに落ちない使い方、そしてその後の音沙汰なしという状態に、不満と不安が沸き起こった事を今でも覚えています。
彼の行方は10年以上たった今でもわかりません。
2005年頃に一度、北海道競馬に戻ったようですがそのまま再び消えてしまっています。
ミルコデムーロ騎手に頼むほど期待していた筈なのに、距離が長いと思われるスティヤーズを使ったり、ダートを使ったり、そして尻切れトンボのように消えてしまった・・・・・・。
人間同士のどんなしがらみがあったのかはわかりません。
でも、1頭の、将来を期待できる力を持った馬をつぶしてしまった・・・・・。
私はそう思っています。
それでも、名前を変えたりして生きている事もあると、一筋の希望を持っていました。
それも今年で終わりにしようと思います。
彼が勝った日経オープンの日9月14日を、彼の命日にしようと決めました。
ナチュラルナイン・・・・・・貴方の雄姿、私が生きてる限り忘れない。
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エドリンさん
ルージュの夢さん、いいね!ありがとうございます。
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エドリンさん
らすかるさん、いいね!ありがとうございます。
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ルージュの夢さんがいいね!と言っています。
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エドリンさん
Affirmedさん、いいね!とコメントありがとうございます。
私もそう思いたいと、ずっと自分に言い聞かせてきました。
でも、そろそろ気持ちに決着をつけなくては、と考えるようになってきたのです。
いつまでも儚い希望にすがっていても、ナチュは喜ばないような気がして。
私の心の中で生きていてくれたら、それで良いと思うことにしました。
錆び付いていてもまたネジを巻いて、時計の針を動かして前に進もうと思います。 -
エドリンさん
神威さん、ダブルポッチとコメントありがとうございます。
本当に不思議で仕方がないのです。
負けたとはいえ、ステイヤーズも大賞典も引退するほどの負け方ではありません。
故障したなら新聞の片隅にでも出るでしょうし、全く突然消えたというのがぴったりでした。
使途不明がはっきりすれば、悲しいなりに諦めもつくでしょうが、訳がわからなくて今まで引きずってきてしまいました。
もう12年です。
思いきって吹っ切る事にしました。
私の心の中に生きていてくれれば良いと思えるようになりましたから。 -
らすかるすずかさんがいいね!と言っています。
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Affirmedさんがファイト!と言っています。
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Affirmedさん
甘いと言われるかもしれませんが、私はどこかで余生を過ごしていると信じていたいです。そしてエドリンさんの止まった時計が再び動き始めることを願っています。
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神威さん
アルゼンチン共和国杯で2着するほどの期待馬が何故???
競走馬は"経済動物"と言われますが…それにしても…
エドリンさんのおはなしを聞いて心が痛みました…
僕の大好きなトウカイテイオーの産駒は飛び抜けた
能力を持った仔は少なかったものの長く活躍できる
息の長い競走生活を送ったお馬さんが多かっただけに
残念です…
どこかでひっそりとでも馬生を送っていれば良いのですが。 -
神威さんがファイト!と言っています。