偶然では片付けられない運命の2頭

気性が大事だと再認識させられた週末でした。

弥生賞
シャイニングレイはレース前から昨日のノーブルリーズンをみているかのようなカリカリっぷり。返し馬では騎手を振り落とす始末。単勝が2倍を切っていて馬券は軽い火傷程度で済みましたが本番が不安になるレースでした。
能力では負けてないと思ってるのでなんとか立て直して欲しいと思います。

本日オリエンタルアートの訃報を知りました。
非常に不謹慎だとは思うのですが残念という気持ちはありますが悲しいというのはなくむしろこのニュースをみたとき涙が出そうになるほどの感動を憶えました。
つい先日ステイゴールドの訃報が伝えられたばかり。
オリエンタルアートが繁殖入りして最初の相手に選ばれたのがステイゴールド。
後にグランプリを連覇することになるその間に産まれた仔にはドリームジャーニーと名付けられました。夢のような旅路、その後の2頭の人生をたとえてるようにも想える素敵な名前。
そして4年後再び巡りあった2頭は人生の旅の途中で黄金に輝く馬体の仔を世に送り出します。
その仔こそがオルフェーヴル。
実はこの年オリエンタルアートには別の相手が用意されていました。お相手は日本近代競馬の結晶とも言われるディープインパクト。
しかし3度交配するも相手はあなたじゃないと言わんばかりに不受胎を繰り返し仕方なく代役に選ばれたのがステイゴールド。
これは結構有名なお話。
オルフェーヴルの活躍以降は毎年オリエンタルアートのお相手はステイゴールドとなりました。
ステイゴールドが亡くなり相手がいなくなってしまったオリエンタルアート。あなたがいなかったら私がいる意味がないとでもいうように最後の愛の結晶を産み落として自らも天国へ旅立ちました。
でもね、
あなたがいなかったらステイゴールドが成功することはなかったかもしれない。誰よりもステイゴールドが一番感謝してると思いますよ。
ドラマでも描けないような本当のお話。
オリエンタルアートと改めてステイゴールドの御冥福をお祈りいたします。