平和な4歳児

世界のニュースは暗殺だとか内戦だとか、とにかく恐ろしいことばかりですね。

息子がそんなニュースをみて
「どうしてこの人たちはバンバン（戦争のこと）してるの？」
と聞いてきました。
「大人の喧嘩はね、バンバンしたり爆弾したりしちゃうのよ」
「どうして喧嘩しちゃうの？」
「大事なものを取られて悔しかったり、バンバンされて痛かったり、だれかのものが欲しかったりしてしちゃうの」
「でもバンバンいたいよ？やめればいいのに。ごめんなさいして、いいよって言えばいいんだよ。できない子は悪い子なんだよ」
「そうだね。でも大人になるとごめんなさいが難しくなるんだよ」
「大人は悪い子なの？」
「70年代の学生みたいなこと言うね、きみ」

しばらく息子は考えて
「じゃあさ、みんなでさ、こまちに乗ってさ、お宿に行ってお風呂に入ればいいんだよ。
あとおこたに入ってトーマスとトトロ見てさ、大根を食べれば仲良くできるよ」
「大根？」
「大根。おいしいでしょ。ぼくのちょっとあげてもいいからさ」
真顔での突然の大根推し。
君どっちかっていうときゅうりの方が好きじゃん。
そんな息子の考える世界平和でした。
確かにみんなで温泉入ってこたつでのんびりして
美味しい大根を他の人にちょっとあげられる世界だったら、平和なのかもしれない。
そこで起こる諍いなんて、せいぜい誰がみかんのおかわりを寒い台所まで取りに行くかってくらいだものね。



そんな息子は別のニュースでトランプさんをみてものすごく真剣に言いました。
「これは・・・わるいやつだ・・・」
お前絶対顔で判断しただろ。