ドバイの裏番組

○○テレビの制作会議室に某世界の監督の声がこだまする
「冗ー談じゃ、ないよ！ドバイの視聴率に勝つだなんて、冗ー談じゃないよ！」
ディレクターが、数枚の写真を並べながらのおべっかが始まる
「まぁ、そこは監督のお力で、お願いしますよ！いい役者も揃えましたから！」
監督は、９枚の写真を眺め
「バカヤロ、コノヤロ！スターさんでも、アクションスターさんじゃ
主役には不充分だろ！」
「いえ！ですから、ほら！この役者ですよ！」
「ゴールドはゴールドでも、ってこらっ！そのままゴールドアクターかよ！
駄目だっつーの、余裕残しだろ？
押し出されて、ハナいっちゃうかもよ！おさえるなら、おさえとけ」
「いえ、その役はこっちの」
「アルバートって誰だよ？アインシュタイか？役者でいたか？
というか堀先生、日本にいるか？
三頭併せの中で、首　たててたけど
大丈夫か？、まぁ、ルメールだからおさえとけ！」
「いえいえ、ハナの役のほうです」
「ディサイファか？まぁ、ドバイ行けなかったから、元気なのはいいけどよぉ
幸四郎君だよ？三鞍　太さんにお小遣いもらってるからなぁ、、」
「じゃあ人気でも？」
「サウンドオブミュージックってか？
映画になったちゃったじゃないの！
まぁ、先週から露骨に
留守番のお駄賃を稼いでるイックンだからなぁ、調教でも見せたカカる面も、
有馬記念みたいに、ポケットに入れたら収まるしなぁ、動きはピカイチだったから、人気でもしゃーないなぁ
主人公は、こいつに決めだな
ヒロインとの、ラブストーリーでいくか！」
「映画と言えば、監督！
僕　リアルスティール見て、泣いちゃったんですよ。」
「まぁ。イックンも泣くやろな、、」