高松屋　オーシャン面接会場

無機質な部屋に、8つの長テーブルに2つずつのパイブ椅子
高松屋面接会場と書かれたホワイトボードに近い扉から、一頭の馬が入り
自分の番号が書かれた椅子に着席した
すると、一頭の馬が言葉を発した
「おいおい、こりゃまた、青いオメメのお馬さんかよ！おいらは、嫌いなんだよなぁ、香港からチョイときたくせに
おいらの、席とっていったり」
なかなかの好青年は、ベテランそうな、
その馬に切り返した
「まぁまぁ、そう言わず、過去は過去ですよ」
「それが、そうでもねぇのよ！
みてみな！今日もあんたの他に三頭来てるがよ、まぁニンジンクラブのや、若いときに、バリバリいわしたやつはいいんだけどよ、ほら見てみな！
あいつだよ、地方いってみたり、G1
マイルでてみたり、してたヤツなんだけどやよぉ。
なんか、首が高い走りだからか
主役が寿退社したからか
名乗りをあげてきやがってよ！
まぁ、退社したかと思ったらそいつは
戻ってきたんだけどな
まぁ、そんなわけで、外でみっちり仕上げて、ここに参戦ですって訳よ！
しかも、ワイド馬券ファンの強い見方をひっつれてきたもんだから
最有力って訳なんだけど
どこにも、いなかったりしてなぁ！
てか、あんた　そいつと色違いのスーツかよ！」
「いやいや、関係ないっすよぉ
他に有力な方々は？せーんぱい！」
「若ぇヤツはお調子者だねー
まぁ、いいや
中山大好き栗東の坂路キングがいるんだけどな、どうやらキングの座をダート馬に録られちゃてな！
少し調子　悪いんじゃないの？
て、思う訳よ
そんで、あの白髪のヤつ」
「いや、芦毛でしょ」
「どっちでも、同じだよー
あいつは高松屋２着とスプリンター取ってるけどよぉ、昔でしょ！
ほら。今でしょ！　とかけたわけよ
笑うところよ！」
「先輩古いっす、じゃあ僕も良いところですよねぇ」
「いや、意外にな　あの芋っぽい
地方から来た、オバハン
ハンデに恵まれたにせよ
結構　怖いと思うぞぉ！
それと、名馬の育ての親　福永さん
が育てた、あの、地味な　杉ノさんっていうんだけどな、地味ーに来てるから
ハンデ戦で更に人気落として
３着に地味ーにいるかもよ！」
「なるほどねぇ、じゃその辺に注意して、体調はバッチリなので
頑張ってみようかな？
で、先輩も虎視眈々なんじゃないですか？」
「おりゃーよ、坂井を振り落とせれば
いいんでぇ」
「そこですか？」
「うん、そこ」