チューリップ賞には！

「やぁ！デムーロ！ここだよ」
「武さん、ドゥラのお祝いしてもらっ　　て、とてもハッピーね」
どうやら、栗東にある武さん御用達の
イタリアレストランのようです。
「まあまあ、シャトーサトノ2016だけ　　ど、乾杯でもしょうか？」
武さんが、デムーロのバカラにワインを注ぎながら、続けます。
「今週は、エアスピネルとリオンディ　　ーズの再戦だね！僕の記録をや」
デムーロが、注がれたワインを口にするのが止まった刹那！
「メジャー強いね！ムシュー」
ルメールが、デムーロのワインを飲み干し立ち去っていった。
「お待たせ致しました、こちら
　前菜の王女の指輪になります」
ウェイターがオードブルを運ぶ
「ユタカさん！今週は、強い牝馬に
　のりますね！僕の馬も、強いです」
「そうだね、重賞連続勝利の記録が
　かかってるからね！頑張らなきゃ！」
再び、時間が止まった中でルメールが
「メートルほか、一杯入着だよ！シルブプレ」とオードブルをつまみ食いして行った。

「こちらが２月のスープとなります」
武さんが、スープスプーンをとり
探りを入れる
「ジュエラーは、強いよねー、雄馬に
交ざって首差の２着だし、最後の足は
かなり、目立つ物があったよね！
ワンﾄｩワン回避の一本勝負だし
かなり、経済コースから完璧な騎乗だったけど、ペースが遅いと折り合いはどうなの？」
「ノンコ残念だけど、かしわとるよ！
　マドマァゼール」
三度　ルメールが現れ、デムーロのスープを、飲み干して行った

「こちら、本日のメインのアーリント　　ンビーフ　レインボー仕立てになり　　ます」
「武さんの馬も、チャンス十分ね！
　前走、前前走とも、大外から差し切　　ってるね！　ワンﾄｩワンを相手にし　　なかったから、かなり強いね！」
「殿下他、かなり良いところから
　騎乗馬が集まりだしたよボクゥー」
４度ルメールが現れ、武さんの肉を食べ尽くして消えた

「最後となりました　デザートの
　中山空港となります」
最後のデザートを、前に腹を鳴らす二人
「まだ、底を見せてない馬も多いけど
　シンハライト、デンコウアンジュと
　ブランボヌールの逆襲　マイネルの　　先行力も、気を付けないといけない　　ね！」
さすがのミスター競馬　武さんが締めようとすると！
「ちゃっかり、アーンビシャース！」
やはり、ルメールが顔を出す

「いや、最後　フランス語ちゃうし！」
デムーロも、やっと関西になじんだようだ