キャメロットの復帰戦でこっそり日本調教馬の産駒が2着など、最近の成績

■5月6日　アイルランド・カラ競馬場
　ムーアズブリッジステークス(G3、4歳以上、芝10f、5頭)
・2着　母ミークアピールのトライアンファント/Triumphant(せん4)

昨年の英二冠馬キャメロット/Camelotの復帰戦でペースメーカーを務め、逃げてそのまま2着に粘り込んだ。通算5戦1勝。未勝利戦勝利のほかは準重賞3着がある程度で、今回は単勝21倍の3番人気だった。

ミークアピールは伯父にトライマイベスト、エルグランセニョール/El Gran Senor、従妹にエリザベス女王杯勝ち馬フサイチパンドラがいる良血。ちなみに600kg以上の巨漢馬で知られるクリーンの半姉でもある。

1歳時の1995年にゴフスオクトーバーイヤリングセールで日本円換算で約1200万円で落札され、経緯は不明だが日本人馬主が所有して1996年に日本に輸入された。現役時は12戦2勝。Ｏ．ペリエ騎手が騎乗して勝ったことがある。1999年に引退後、ソウルオブザマターを受胎した状態でその歳の秋にアメリカへ輸出された。受胎していた仔はその後死産したようだ。

2001年にキーンランドノーベンバーセールで繁殖牝馬として上場された(サザンヘイロー/Southern Haloを受胎)が、このときは5万ドルで主取り。2003年(ブラームス/Brahmsを受胎)の同セールで1万6000ドルでアイルランドの業者に落札されている。トライアンファントはアイルランド産馬なので、ミークアピールはおそらく2003年のセール後アイルランドに輸出されて同国で繁殖生活を送っていると思われる。


■5月2日　オーストラリア・ウォーナンブール競馬場
　条件戦(3歳牝馬、芝1400m、12頭)
・2着　アグネスゴールド産駒エネルジアエレガンテ/Energia Elegante(牝3)

好スタートから2番手。直線残り200mで抜けだして粘りこみを図るが、勝ち馬にゴール寸前ハナ差で差される。3戦目で初めての連対。最重量の58kgながらここ2戦の敗戦を見るに健闘した格好。マイル前後で先行する競馬がいいのかな？


■5月3日　オーストラリア・ウォガ競馬場
　ウォガウォガゴールドカップ(L、オープン、芝2000m、15頭)
・13着　母の父がシンコウキングのマウレスクリーク/Maules Creek(せん5)

母のブランブルローズ/Bramble Roseは新G1ニュージーランドオークス勝ち馬。


■5月5日　カナダ・ウッドバイン競馬場
　ワンドステークス(L、3歳、AW8.5f、4頭)
・1着　サイレントネーム(ダンジグアウェーの2002)産駒パイライトマウンテン/Pyrite Mountain(牡3)

重賞2勝で昨年のカナダ年度代表馬のアンキャプチャード/Uncapturedが断然人気だったが、後方で1頭ポツンと追走していたパイライトマウンテンが4コーナーで仕掛けて直線差し切り勝ち。ウッドバイン競馬場を得意とするサイレントネーム産駒の面目躍如といったところ。通算5戦2勝で、勝ち星はいずれも準重賞。


■5月5日　韓国・プサンギョンナム競馬場
　国際新聞ステークス(国内L、オープン、ダ1800m、7頭)
・出走取消　ビワシンセイキ産駒タンデブルペ/Dangdae Bulpae(牡6)

跛行で取り消したっぽい。タンデブルペは韓国G1の大統領杯3連覇中。2ヶ月半ぶりの出走で、昨年のグランプリ勝ち馬ガムドンイバダGamdonguibadaとの対決で注目されていた。ちなみにレースは3歳馬が5馬身差の圧勝でガムドンイバダは3着。