木を見て森を見ず

プロ野球ですが、日本ハムの新庄監督、いいですね。

阪神ファンの私、監督と揉めて引退するしないで、
ゴタゴタしていたときのイメージしかないですが、
マスゴミが植え付けるこういうイメージって怖いですね。

トライアウトの視察、話を聞いていて流石だと思いました。
木を見て森を見ずという言葉を思い出しました。
良く見ていますよね。

投げてる、打ってる選手に目が行きますが、
球技は大体、ボールの無いところでの動きが大事になります。

いい当たりだけど野手の正面という当たりがありますが、
たまに、なんでそこに守ってるのというのもあります。

ずっとレベルの高い野球をやっていると、
バッターのスイングを見て、
ピッチャーが投げてすぐどこに打球が飛ぶだろうという予測が
つくのでしょう。

そういうセンスのある優れた選手を見つけ、
育てる、上手く修正してあげるというのが監督・コーチの仕事ですね。
木だけじゃなくて、森を見ていないとそういう選手は見つけることすらできない。

競馬でもそういう眼というのは大事です。

調教１つにしても、
タイムと乗り手の動きに重点を置いてしまいがちですが、
見ないといけないポイントはたくさんある。

まず、乗り手。騎手なのか、助手なのか、調教師なのか。
背が高いのか、太っているのか。
騎手なら軽いから当然タイムは出ます。
太った助手ならタイムは掛かります。
背の高い助手なら風の強い日はタイムが掛かります。

馬場はいいのか、悪いのか。
ハロー掛け直後なら時計は出ますし、
最後の方の荒れた馬場なら時計は掛かります。

併せた馬は調教で走る馬なのか、そうでないのか。
併走馬はメイチ追っているのか、そうじゃないのか。

ポイントを書き出したらキリがないですが、
調教を見るときは全体を見ます。
馬一点をずっと見ることはあまりありません。

本当にいい馬は、ふとした一瞬、アレ？と思うことがあります。
1度に5頭走っていても、その馬に目が行きます。

競馬に詳しい方に以前に聞いた話、
仔馬はどれも同じに見えるが、
ずっと牧場で仔馬を見ていると、
たまに王様のような馬がいることに気付くそうです。

見た感じ全く一緒だが、ふとしたときの仕草や動きが全然違うそうです。
何年か後になって思うとそういう馬がG1を勝ったりするそうです。

私が聞いた、その馬はディープブリランテでした。