エルプスって馬がいました(*´∀`)♪

今週から秋競馬ですね、秋の中山の開幕を飾る京成杯オータムハンデですが、レースの歴史も長く思い出の有るレースも多いのですが
今回は成績の割りに印象の薄いかもしれないエルプスと言う馬ですね、(^^ゞ

憶えてる人や知ってる人がどれ位いるのか判りませんがね
個性的な逃げ馬で記憶に残ってますね
てか、馬券相性が良くてね(￣0￣;)

この馬が京成杯を勝ったのは4歳(現表記3歳）の時ですが、確かにメンバーは小粒でしたが古馬相手に勝利はG1馬とは言え立派だったと思い、好きな馬だったから嬉しかったのを憶えています

さてこのエルプス嬢ですが実はなかなか素晴らしい馬なんですよ
デビューを函館で迎え２戦目に勝ち上がると当時OPだった函館2歳Ｓを勝ち
秋初戦を落としますが、その後OPを連勝して桜花賞に駒を進めましたね、
OP連勝と言っても今では同じ条件のレースが重賞になってますからね、今なら重賞３勝ち位の価値が有ったとは思いますけども、だから当時の重賞勝ちってのは今よりずっと価値が有ったと思いますよね

さてこの馬の主戦は木藤隆行って騎手なんですけどね、
憶える方はいますかね
通算成績が155勝と決して１流とは言えませんけどね、（実は私も印象が薄かったですが）
函館2歳Ｓから手綱を取り生涯唯一のチャンスかもしれない桜花賞に挑みましたが
当日は雨で、
いつもの様に逃げて予定通りに先頭でゴールした時に、雨空に向かい手を大きく振り上げたガッツポーズは今も印象的ですね、
オークスは大敗しますが
この敗因は明らかに距離ですよね
因みに勝ったのはノアノハコブネで21番人気、鞍上は音無秀孝、
こんな騎手知らないし、こんな馬出てたの？って思ったけどね
音無さんも今は日本を代表する調教師でけどね、騎手としてはこの馬だけでしたからね、この年の春は共に生涯１頭の馬に出会った騎手の勝利でしたね、

秋シーズンは京成杯からトライアル２着そしてエリザベス女王杯に挑みますが、
距離も有り大敗します！
古馬になりマイルでの活躍を期待してましたが、残念ながら引退してしまいましたね、
同期のタカラスチールの活躍を見る度にエルプスがいたらどうなの？って思った事を思い出しますね(^^ゞ
秋にエリ女で無くマイルCSに挑戦してたら4歳牝馬でも勝てたかもしれない位の馬ですよね(*´∀`)♪

余談ですが木藤騎手の同期にはシリウスシンボリの加藤、ギャロップダイナの根本といて当時、同期のG1トリオとして競馬雑誌の特集など有りましたが、
やはり木藤さん地味でしたね、根本さんの話術が際立っていたのを憶えていますよね(;゜0゜)

木藤さん、
その後にサクラサユズリって快速馬にも乗ってましたが、
木藤さん引退後は小島太厩舎で厩務員を
されてた様ですが、
その後が気になる方はお調べ下さい。

この馬は管理された久恒調教師にとっても生涯、ただ１頭の馬だったと思いますね、多くの人の人生に特別の勲章を与えたエルプスって馬がいたんですよ

産駒には恵まれませんでしたが、
忘れる事の出来ない馬ですね、