外厩の話

ジャパンカップ、天栄の牧場長が見に来てたみたいですね

外厩の発展？活躍は素晴らしいですね

休み明けの馬も外厩帰りなら好走してますし、外厩帰りは俗にいう休み明けとはもう違うものって感じです

アーモンドアイもそうですが、レースが終わると外厩に戻り調整して、仕上げてレース前にトレセンに戻る というパターンも増えてます。ルールは10日前に厩舎に戻ればOKとなっていて、それで結果を出してる馬も多数。

そんな外厩の中でも、ノーザンファームの外厩施設。NFしがらき とNF天栄 で調整した馬がやはり強い


調教方法などもいいのでしょうが、特に両施設の坂路がいいようです

しがらきの坂路は高低差39.7M、最大勾配8% 栗東トレセンは4.5%

以前はしがらきが凄かったみたいですが、2017年４月に天栄の坂路の改修され、そこから天栄が躍進。

その天栄の坂路は高低差36M、美浦トレセンの坂路の高低差18Mなので倍ですね
最大勾配はしがらきと同じ8%

数字見てもピンとは来ませんが、天栄の牧場長も、坂路の改修が成績に直結するという意味では大きかったと語っています

高さのイメージは12.3階建てのマンションくらいですかね

勾配８％は、100メートルでマンションの四階まであがるくらいって感じでしょうか

そんな現状を鑑みたのか、美浦トレセンも坂路を含めた施設の改修を行うことを発表してます。それが完成すれば今の状況は変わるかもですが、ノーザンが凄いのは多分、坂路だけでもなくて、育成、調整の技術も凄いんでしょうし

どちらにしても当分は同じ状況が続くと思います(加速する？)

そしてどこかの予想記事の中でも書きましたが、しがらきより天栄がいい成績を残してる事もあり、レースデータとかによくある西高東低の傾向のレース みたいなのは現状では信じてはだめです

天栄の馬は今までの 東 と考えないほうがいい

ちなみに今年のＧ１勝ち馬でしがらき、天栄を利用してる馬を紹介してみると

大阪杯 スワーヴリチャード しがらき
桜花賞 アーモンドアイ 天栄
天皇賞（春） レインボーライン しがらき
オークス アーモンドアイ 天栄
日本ダービー ワグネリアン 天栄
宝塚記念 ミッキーロケット しがらき
秋華賞 アーモンドアイ 天栄
菊花賞 フィエールマン 天栄
天皇賞（秋） レイデオロ 天栄
エリザベス女王杯 リスグラシュー しがらき
マイルＣＳ ステルヴィオ 天栄
ジャパンC アーモンドアイ 天栄

凄いのはＧ１だけではないんですが

ちなみに、マカヒキ、レイデオロ、ワグネリアンと天栄が関わった馬がダービーは三連覇中。

しがらき 天栄で調整した馬は今後も間違いなく要注意です



そんなしがらき、天栄を利用するのは一部の例外もありますが、ほとんどはノーザンファーム育成馬

基本的には関東なら天栄、関西なら、しがらきを利用

例外的に堀厩舎はしがらき 友道厩舎は天栄を使ってるみたいです

天栄にいる半数がクラブ馬という事で、クラブ馬の最近の活躍の裏にも外厩の存在は大きいようです


こんな感じで、外厩を使った馬が大活躍している状況なのですが、外厩の情報は隠してる訳ではなさそうでわかる部分もありますが、現状、新聞などではわかりませんしパッと把握できたり無料で見れるサイトとかもなさそう


今の競馬では予想をする上で、かなり大事な要素だと思うし、私も予想の参考にもしてます。

来年もクラシックやＧ１戦線まで含め、育成段階から外厩(特に天栄)が関わってる馬は強いと思います。

今の二歳戦なんかも、外厩を使ってる馬は育成からノーザンの素晴らしい育成環境で鍛えてる訳で、もともと良血が多いし、天栄の坂路が2017に出来た事もあわせて考えると、来年以降も、強い馬はここから出てくる可能性が非常に高いです


私的にはそんな現状に対応するのみですが、よく外国人ジョッキーばかりで面白くない 等と言う意見も聞きますが、そういう意味では、むしろノーザンの外厩の馬ばかりで面白くない という状況なのではないでしょうか？

当然、レイデオロとアーモンドアイのように、使い分けとかもガッツリあるし


なんか、ウイポとかで後半になってきて、自分の作った強い馬がいっぱいいるみたいな感じですよね(^^)

でもウイポじゃないので、たまに戦わせたり、三着まで独占を狙ったりとかもしないと思うし、本当に強い馬同士のガチンコ対決みたいなのは馬主さんが違ったりもするので、全くないとまではいかなくても少なくなるでしょうね(^-^;