秋葉原変貌

今更感が余りにも酷過ぎますが，昨日実感してしまったので…

先月中頃，調子の悪かったプリメインアンプ(http://kakaku.com/kaden/integrated-amplifier/guide_2048/)が，ついに壊れて音が出なくなってしまいました。そこで後継機を見つける為，20年ぶり位(つまりそれだけもってくれた!)に「オーディオショップ」へ行こうと思いました。しかもここ十数年，電化製品はほぼヨドバシカメラなのですが，老舗の量販店にあるオーディオコーナーから行く事にしました。

かつては石丸電気かヤマギワが秋葉原の二大巨頭でしたが，既にその姿は無く残すオノデンとラオックスへ向かいました。最初に「オノデン坊や」のキャラが残るオノデンに入りました。3階までエスカレーターで上がり，奥へ進んでいきますが来客者がほとんどおりません。そして最奥に懐かしながらのオーディオコーナーがありました。売り場面積で100平米どころか50平米もないかもしれないこじんまりとしたスペースでした。30年以上前はこれらのオーディオ機器が中心で店員もゴロゴロいましたが，既に定年間近か再雇用の雰囲気が漂うおじさん一人がいるのみでした。また売り場の半分はスピーカーが占めていました。肝心のプリメインアンプがすぐには見当たらないのですが，アナログレコードプレイヤーがありますからアンプが無いはずは無い，と探していますとCDプレイヤーやチューナー等と共に並んでいました。アナログプレイヤーの様に外観に他の機器との大きな差が無いため分かり辛かっただけでした。しかしながらそれらのうち約半分は，アナログプレイヤーを接続できない機器でした。自宅にはまだアナログプレーヤーがありますからそれを接続できなけば意味がありません。また価格帯も限定されますし，結局のところDENON，YAMAHA，Pioneerの3社各1台位がここでは候補かと思い，ラオックスへ移りました。

そこはオノデン以上に変わり果てた姿でした。来客者数はオノデンとは比較にならない位で店外の混雑と同じ位でしたが，彼らはほぼ全員が中国人だと思います。確かに免税を謳い出して数10年たっていましたが，全館免税対象にまでなっていたのは知りませんでした。また店員の名札は見渡した限り中国名でした…

その後，ヨドバシカメラにも行き，更にこじんまりとした本当に専門店を2・3回りましたが，結局のところ買うのはヨドバシカメラになりそうな感じです。

平成も今年で終われば昭和は先々代の元号になります。要するにオーディオシステムは昭和の遺産という事になるのでしょう…