14件のひとこと日記があります。
2015/02/06 21:57
ステイゴールドの思い出
私が競馬を見始めたのはダビスタ96がきっかけでした。
競馬ブームの只中で、過去の名馬を知る機会も多かったので、
私はシンザンやグリーングラスの様な力強いステイヤーに憧れました。
そして、ステイヤーを求めて菊花賞をテレビで見ていた時、
ステイゴールドに出会ったのです。
体は小さいけど、痩せて胴の長い体型はステイヤーらしかったし、
何より気が強そうな雰囲気にとても惹かれて、この馬をずっと応援していこうと心に決めました。
菊花賞の結果は少し残念だったけど、春の天皇賞はとても誇らしかったものです。
続けて見ていくうちに、相当な根性の持ち主だけど相当に性格に難があり、やる気にムラがあるのもわかってきたので、
展開・やる気が揃った理想のレースが出来たら絶対強いんだ!と、
無茶なことを思いつつ応援していました。
ついに重賞を買った目黒記念、テレビ越しにも競馬場の観客が大喜びしているのが伝わってきて、
勝利だけじゃなく、人気ぶりにも驚いたのを思い出します。
ドバイ遠征では、とにかく無事を願っていました。
もう応援というより愛です…。
それがまさか勝ってしまうなんて!
そして最後の香港での引退レース。
想像をはるかに超える凄さに言葉が出ませんでした。
武騎手の「羽が生えたみたいでしたね」という言葉で、やっと実感が湧いてきて、嬉しくて嬉しくて…!
「黄金旅程」という名前がとても素晴らしく見えました。
ステイゴールドが引退して、しばらくは幸せに浸りつつテレビで競馬観戦を続けていたのですが、
ステイゴールドの初年度産駒がデビューする頃に見るのをやめてしまいました。
産駒がもし活躍しなかったらと思うと、怖かったのです…。
今から思えば、私、バカでしたね…。
ごめん、ステイゴールド…。
それから数年、ふと目にした宝塚記念の出馬表に「ドリームジャーニー」という名前がありました。
夢の旅路…。
私は、それが黄金旅程の夢の続きという意味なのではと直感的に感じてテレビを付けました。
ドリームジャーニーの小さな姿にそれが真実なのだとわかった時、宝塚に出られるほどの産駒がいる事に驚き、
さらにはドリームジャーニーが朝日杯を既に勝っている事を知って、本当に驚きました!
そうして私は再び競馬を見るようになったのですが、この数年は本当に楽しかった!
未成年だった昔は行けなかった競馬場にも行きました。
今年は初めてステイゴールドに会いに行ってみようかと思っていました…。
ステイゴールドは私に本当に沢山のよろこびをくれました。
思い出は今も色あせない金色のままです。
きっと、これからもずっと。
さようなら、ステイゴールド。ありがとう!