G1勝ち馬血統日記〜東京優駿・シャフリヤール〜

いつもより投稿が遅くなってしまいました。。。
ダービーはとても良いレースでしたね。
福永騎手連覇はすごいし、ワグネリアンで勝ってから異常な勝ちっぷり。
私はステラヴェローチェに期待しましたが、遠い3着で残念でした。
アルアインの全弟、シャフリヤールの血統を探っていきましょう。

優先祖先
ディープインパクト：2018 - 2002 = 16 → 7
Essence of Dubai：2005 - 1999 = 6 → 5
Great Above：1990 - 1972 = 18 → 1
His Majesty：1978 - 1968 = 10 → 1
ディープインパクト 7 - Essence of Dubai 5 = 2
優先は父父のサンデーサイレンスですね
ちなみにアルアインの優先はEssence of Dubaiなので出た馬格、得意コースなどにも顕著に現れていると思います。
私の印象として、サンデーサイレンス似のディープインパクト産駒の活躍馬はかなり少ない印象なのですが、今年は猛威を奮っており、サトノレイナス、アカイトリノムスメ、ワールドプレミアがG1で活躍しています。
この血統の面白いところは、そこそこ長い活躍をすることがあることです。これまでのそのタイプの代表産駒がラストインパクトなので上3頭と含めてみてみると、早熟感はないですね。
本馬は明らかに展開に恵まれた感もあるので、古馬G1のペースについていけるかは怪しいですが、高速馬場でスローの上がり勝負なら今後もそこそこの活躍を見せると思います。

基礎体力
ドバイマジェスティ：2018 - 2005 = 14 → 5
Great Majesty：2005 - 1990 = 15 → 6
Mistic Majesty：1990 - 1978 = 12 → 3
Necaras Miss：1978 - 1968 = 10 → 1
5 + 6 + 3 + 1 = 15(偏差値46)
体質はあまり良くありません。平凡以下で使い込むのは厳しいですね。
毎日杯から間隔を取ったのはプラスに働いていると思います。
毎日杯でレコード決着で共同通信杯から間隔もギリギリだったので、壊れるかと思いましたが特に異常なしで良かったところです。ダービーは一応ダービーレコードとなりましたが、日曜日はこれくらいの時計は出て当たり前、ペースが流れれば21秒は軽く出たと思っていたのでそこまでの負担ではなさそうです。G1を1度しか使わず、この臨戦過程も頭数に恵まれたとはいえかなりの負荷にはなっているかなとは思います。
古馬相手にどの程度頑張れるかは、とても興味深いところであり楽しみがありますね。

スピードの継承について
この馬は調べやすくていいですね。
母がアメリカの短距離G1馬なので当然表で、アルアインと同様本馬は裏になります。
X±7nは特になく、7連続で受胎しているので空胎効果もありません。
兄弟、裏表裏表の繰り返しで来ているのですが、クラシック級は裏のアルアインと本馬のみ。
母が短距離馬であることは影響していそうですが、面白い結果が出ましたね。
ディープからT型遺伝子が受け継がれているとするとC/T型。表か裏かでどこまで距離が持つかが問われているようです。
この兄弟ミドルでしか走ってないですけど、表の馬たちマイルとか走らせたらすごかったりするんですかね。
体質弱くて数使えない馬しかいないので難しいのかもしれません。

またとても興味深い一頭を見ることができました。
G1での活躍馬を複数出すような繁殖牝馬は、裏でも表でもそれなりに良い馬を出し、ある一定のパターンに入ると同じようにG1で活躍する馬を輩出するのかもわかりませんね。
スピードの継承を超えたスピードの絶対値の高さは測ることができないんでしょうか。一般的に当てはまるパターンは少ないですが、これからも様々なファミリーに触れて多くのことを知りたい。そう感じました。
ご覧いただきありがとうございました。