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2024/05/24 08:15
ウオッカの話(2007年東京優駿)
ウオッカ陣営が2007年日本ダービーへの挑戦を意思表示したとき、競馬界では驚きの声が拡がっていたと聞いた。
牝馬の日本ダービー挑戦は、1996年ビワハイジ(フサイチコンコルドの13着)以来11年振りだった。
当時、単勝1.6倍台の断トツ1番人気はフサイチホウオーで、彼は皐月賞(ヴィクトリーの僅差3着)で見せた末脚が競馬客の注目を浴びていた。
対するウオッカは桜花賞でダイワスカーレットを差し切れず1.5馬身差の2着に敗れていたこともあって、日本ダービー挑戦を無謀と見る声が高かったと聞く。
この日本ダービーは皇太子徳仁親王殿下(今上天皇陛下)の台覧競馬だっただけでなく、当時の首相だった安倍晋三氏も来場していた。
レース序盤でハナを取り逃げに出たのはアサクサキングスで、サンツェッペリン(松岡正海)がこれに続く。
アドマイヤオーラは掛かり気味。
皐月賞馬ヴィクトリー(田中勝春)は後方待機の後上がりで、フサイチホウオーがこれをマークするように追走。
ウオッカは中団後方で待機。
直線に入ると、他の有力馬が伸びを欠く中、ウオッカは逃げるアサクサキングスを追いかけてこれを差し切った。
大いにどよめく場内。
稀代の名牝ウオッカは完勝して、1943年クリフジ以来64年振りの牝馬ダービー勝利を成し遂げたのだった!
果たして今年、レガレイラはウオッカに続けるか?
2007年5月27日
東京10R 第74回東京優駿(G1)晴・良馬場
1着:ウオッカ(四位洋文)2:24.5
2着:アサクサキングス(福永祐一)3馬身
3着:アドマイヤオーラ(岩田康誠)1.3/4馬身
〜〜〜
5着:ドリームジャーニー(蛯名正義)
7着:フサイチホウオー(安藤勝己)
3連単215万余馬券の大波乱!
動画「2007年東京優駿」
JRA公式
https://www.youtube.com/watch?v=k8HlbFbH1Uc
カンテレ競馬公式
https://www.youtube.com/watch?v=oa3shCXk0ks