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2020/07/10 17:52
現時点で「凱旋門賞」を占う
古馬陣ではEnable(エネイブル)の評価が難しい。昨年の初戦と同じエクリプスSだった。昨年は59キロを背負って楽勝だったが、今年は57キロだったが2着がやっといったレース内容だった。次走はキングジョージと言われているが結果次第で完全に王座を明け渡す可能性も。
ここまで絶好調できているGhaiyyath(ガイヤース)は次走が英国際Sだが果たして凱旋門賞に向かうのか?
可能性は半々だと思う。英国際Sから凱旋門賞は2001年のSakhee(サキー)まで遡らないといない。個人的には英チャンピオンSの気がする。
すべて1番人気で5戦無敗のLogician(ロジシャン)、昨年の仏ダービーをレコードで勝ったSottsass(ソットサス)は今後のレース次第でしょう
。Japan(ジャパン)は少し格的にも少し落ちるきがするが・・・。
となると、3歳馬のランク付けになる。
ここからはブックメーカー・ラドブロークスの順位通りに見ていく。
英オークスを2分34秒06レースレコード9馬身差の圧勝した2冠馬Love(ラブ)。あのG1・5勝のMagical(マジカル)と同じ配合でガリレオにピヴォタル牝馬の配合の良血。ただ、ここまで9戦しておりエネイブルが4戦だったのと比べると明らかに叩きすぎ。次走を見ての判断で良いと見る。
3戦目に未勝利を勝って挑んだ英ダービーで勝利したSerpentine(サーペンタイン)。後続馬がけん制しすぎて逃がし過ぎた印象もぬぐい切れない。この馬も次走次第。
仏ダービー馬Mishriff(ミシュリフ)。仏ダービのレコードはSottsass(ソットサス)の2分02秒90。これは良馬場でのもので今回の2分04秒41は稍重でのもの。ソットサスのタイムを除けば、仏ダービーが2100mに変更されてからの最速だということを忘れてはならない。
仏2000ギニー馬で仏ダービー3着だったVictor Ludorum(ヴィクタールドラム)も怖い1頭。個人的には3歳馬ならこの馬と思っています。シャマーダル産駒なので距離が長いと見る向きもありますが、父母の祖母が愛オークス馬Helen Street(ヘレンストリート)で3×3血量25%というクロスがあります。そしてHelen Street(ヘレンストリート)の父は、英・愛両ダービー馬でキングジョージも勝っていて凱旋門賞3着馬という血統背景から2400mは問題ないと信じたい。
この馬はGhaiyyath(ガイヤース)と同じゴドルフィン所有馬だけに使い分けの可能性も十分。
仏オークスを勝ったFancy Blue(ファンシーブルー)はタイム的に一枚落ちる。凱旋門賞には来ない気がします。
今年の凱旋門賞は古馬と3歳牡馬の争いと思っています。
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Enableは確かにピークは過ぎた感はありますが
休み明けでの終いの粘りには見どころはありました。
その他の古馬勢も相変わらず平凡なので
まだ勝負にはなると思います。
Loveは確かに使い過ぎな印象ですが
牝馬を一旦緩めると「勢い」がつくかどうか…。
このままタフなローテーションで
凱旋門賞まで向かうと思います。
Victor Ludorumは、
やはり距離長いと私は思います。
むしろ仏ダービー2着のThe Summit。
勝ち負けの決め手には欠けますが、
相手なりの粘り強さがあるので
凱旋門賞に出れれば
3連複の軸の1頭にはなりそうなタイプかと。